洋食のカロリーが高くなりがちな理由
洋食はカロリーが高い、和食はヘルシーである。
この認識はかなり広まっていると思います。
ではこの知識の根拠となる部分はどこなのか?
簡単に書いていきます。
洋食のカロリーの高い理由1:和食とは主食が異なる
日本食と言えばごはんです。
ごはんは炭水化物で脂質は少ないことが特徴です。
対する洋食はパンとパスタですが、
パンは小麦粉など炭水化物の他にバターなどの脂質もある程度含むので、カロリーは重量に対しては少し高くなります。
クロワッサンはバターの量が多いので、軽い食感とは裏腹に高いカロリーを隠し持っています。
パスタは麺自体だと、うどんやそばと変わりませんが、オリーブオイルをまぶしたり、ソースをかけることを考えると、総合的にカロリーが高くなります。
ごはんを油と調味料などでチャーハンにするような感覚ですかね。
洋食のカロリーが高い理由2:おかずにもバターやオリーブオイルが使用される
日本食の特徴として、調味料にカロリーの高いものが少ないことがあります。
一方で洋食はバターをふんだんに使用したり、コクを出す為に生クリームを使用したりするので、素材そのものや調理法による違いよりも、こういった使用する調味料などによる影響が大きいことがあります。
バターや生クリームを使う料理を洋食と呼ぶせいもあると思いますが・・・
洋食のカロリーが高い理由3:デザートは言わずもがな
デザートについては和菓子は基本的に砂糖で食べさせます。
あんこなども甘さは砂糖です。
洋食は砂糖に加えて生クリームと小麦粉を多く使用します。
太りやすいと言われる糖質+脂質の組み合わせを作りやすいので、洋食はデザートだけでも太りや梳くなる傾向があります。
洋食のカロリーが高い理由4:魚料理における違い
和食は魚を食べる時の調理法もそんなにカロリーが高くなる調理法がありません。
竜田揚げなど一部の揚げ料理くらいではないでしょうか?
生で食べるなど、余計なものを足さずに食べる方が好まれたりもします。
洋食の魚料理は基本的に加熱調理を行いますが、ムニエルなどはバターをたっぷり使用しますし、特に白身魚はあっさり食べるというよりもしっかりとした味をつけて食べるなど、がっちり調理をします。
個人的な洋食への想いとして
最近は食の欧米化などと言われ、様々な料理が日本にいても簡単に食べられるようになりました。
いずれは和食、洋食という括りではなくて、調理法などで簡単に分類されるようになる日が来るかも、と少し思ったりしています。
洋食が高カロリーな理由 まとめ
①基本的に洋食に多い脂質は高カロリーです。
②太りやすいのは高カロリーの脂質と、過剰なエネルギーを体脂肪に変える働きを持つインスリンを分泌させる糖質の組み合わせです。
この2つの組み合わせから洋食は和食よりも太りやすいということになります。
もちろんここには食事量が適正の範囲であるなどの前提があって、和食でも常識外れの量を食べればもちろんオーバーカロリーによって太ることもありますし、洋食でもカロリーをきちんと把握することで痩せることもできます。
こういった点を踏まえると、和食はオーバーカロリーを起こしにくい
脂質と糖質の組み合わせが洋食よりも起こりにくという点で、世界中でヘルシーな食事として認識されるに至っていると言えます。
ちなみに中華料理は、食材や調理法によってかなりばらつきがあるので、カロリーなどの面では特徴として表現しにくい部分があります。