若い女性に人気の行列ができる食べ物は高カロリーが多い
若い女性に人気の食べ物や飲み物は(かなり)高カロリーであることが多いです。
行列のできるお店と報道されたり、インスタでたくさん紹介されているお店がその例としての代表格です。
一方、ダイエットなどで流行する低カロリー食品は行列したりしませんし、基本的には購入者は10代が少なく、20代以降に人気になります。
これは単純にダイエットへの興味が強まる時期との関連性だと言えますが。
このように、女性に人気と言っても、高カロリーのものと低カロリーのものでは少し毛色が違うことが割ります。
今回はこの点について、専門性を無視した軽い話を書いていきます。
高カロリーの食品と低カロリーの食品で流行時に異なること
同じ流行をする食品でも、高カロリーでインスタ映えすると言われるものと、低カロリーでダイエットに向いていると言われるものでその背景や流行の仕方については異なります。
高カロリーの食品が流行した場合
高カロリーというと言葉が悪いので、イメージとしてはスイーツが流行した場合としておきましょう。
1.この場合は基本的に調理せずに食べることができる、あるいは調理したものが提供されるという方式が多く、店頭販売されているところに行列ができます。
2.若い女性を中心として販売しているお店に行列ができ、インスタなどへの投稿も爆発的に多くなります。
3.友達と一緒など、おいしさだけでなく、それ自体を手に入れる、口に入れることを目的にしてたくさんの人が興味を持ちます。
4.同じ商品を販売していてもおいしさや知名度で販売数が大きく異なります。
その食品自体の価値だけでなく、見た目や味が大きく影響していることが分かります。
このように若い人に流行する食品の多くは、味自体を楽しむものが多く、その結果として「糖質と脂質を多く使用し、高カロリーになってしまう」という背景がありますが、健康面よりも味を優先していることが分かります。
口に入るものは美味しいに越したことはないので、これは至極当然とも言えます。
低カロリーの食品が流行した場合
食品そのものが話題になるので、調理に関しては自分で行うことが多い
1.スーパーなどで手に入れることが多く、話題になる際には「スーパーから 消える」「売り切れ続出」であることが多く、店頭で購入し、そのまま食べるという
2.スタイルにはならないダイエット目的で使用することが多いので、誰かと楽しむという要素はない
3.その食材さえ手に入れば品質の差はあまりない
4.同じ女性に人気、と表現される場合であり、対象が同じ食べ物であるにも関わらず、それらが低カロリーか高カロリーかというだけで、これだけの違いが生まれてきます。
それぞれの食品に対するイメージ
高カロリーのスイーツは明るい気分で食べるもの、自分へのご褒美という感覚
前向きな印象が特徴的です。
一方の低カロリーのダイエット向け食品は、我慢して痩せるために食べる、妥協のような感覚で、やっていることは前向きなのに、何となくテンションは上がらないという印象があります。
同じ女性に人気の食べ物でも、これだけの印象と気分の差が出るというのは少し面白く感じます。
以前、ネットで見かけた例え話の中に
女性の生クリームたっぷりのパンケーキは、男性で言うと二郎ラーメンに値する
というものがありました。
生クリームという脂質たっぷりの部分を脂たっぷりのスープに見立て
パンケーキ本体は糖質の塊なので、それが麺に該当するという考え方は反感を買いそうだけど、的を得ていると感心したものです。
オシャレ度には天と地の差がありますけどね(笑)
個人的にはこういった場合に
どちらが優れているかという議論をすることに意味はないと思っていて
高カロリーなスイーツを食べ続けることも、低カロリーなダイエット食をずっと継続することもバランスを崩す行為なので、色んなものをそれなりの周期で食べることを推奨する派です。
他の栄養士から賛同されるかは別の話ですが、健康的でない栄養士も見かけるのできっと大丈夫でしょう。
人間は食べることに生きるためだけでなく、楽しみを見出している珍しい生き物です。
生きるために必ずしも必要でない食事をするということも人間らしさの表現と言えるのではないでしょうか?