ビタミンB群について
ビタミンB群は
エネルギ-を作る、
あるいは摂取したエネルギーについて
有効に利用するために重要なビタミンです。
ビタミンBだけが群として
たくさんの種類がある理由は
以前は同じものだと考えられていたものが、
のちに異なるものだという認識に変わったためです。
現在は8種類に絞られていて
ビタミンB群の特徴
一般的には不足はしにくいビタミンですが、
特にスポ-ツをする方は子供も大人もエネルギーを
効果的に利用したいので、炭水化物とビタミンB群の摂取は重要です。
そのため、定食形式でごはんに豚肉のおかずという組み合わせなどは
非常にマッチしたものだと言えます。
ビタミンB摂取のポイント
ビタミンBは体内で有効に働くには
単一で摂取するよりも
複合体と言われるB群を複数まとめて摂取することが重要です。
これはビタミンB群の栄養素がそれぞれ働きあうことで、
効果を発揮するためです。
ビタミンB群を含む食品
豚肉や豚・鶏・牛のレバーなどに特に多く含まれます。
ただし、レバーの食べ過ぎは
他の脂溶性ビタミンの過剰摂取につながるので、
数日に1回くらいが丁度良いバランスです。
ウナギもB群を多く含むので
夏バテ対策に丑の日として食べようという部分があります。
最近はすっかり高くなってしまい、庶民の食べ物という感覚は
なくなってしましましたが・・・
あとはもちろん野菜に多く含まれます。
サプリメントでの摂取
サプリメントでの摂取ももちろん可能ですが、
上記の様々な理由から、
マルチビタミンや
ビタミンBであれば
複合体として摂取できるもの
例えば「ビタミンB群」として記載されているものが
良いと思います。
単品での摂取では十分な働きは期待できないので。
ビオチンや葉酸は単品でのサプリメントも多く販売されています。
ビオチンは皮膚の状態を保つ・改善する。
葉酸は貧血などの原因になりえる事と、妊娠中あるいは計画中に必要量が増えるため。
個人的には症状や状態に悩む場合であれば、それに対応したサプリメントを摂取すると
思うので、やはり単品での摂取にこだわる必要はないかな、と思います。
マルチに含まれている商品はたくさんあることと、
この2種類のB群も、他のB群との兼ね合いで働く部分があるので。
まとめ
欠乏しにくいけど、
掘り下げていくと色々な働きや仕組みがあるのがビタミンB群です。
でも、現状病気で悩んでいるからなど、特殊な状況でなければ、
ビタミンB群という括りで覚えておくくらいで全く問題ないと思います。
僕が栄養指導する際にも、こんなに細かいところまでは説明しません。
実際に欠乏状態になるのは、
抗生物質を長期服用して腸内細菌バランスが崩れ、
体内でのB群生成がきちんとできていない場合や、
高度なストレスにさらされている場合など。
明らかに心身に何かある場合になりますので。
そういう時には意識的にB群を摂取するように心がけてみてください。