外出を控えることで運動不足になりがち
近年、感染症対策として外出を控えたり、夏場は熱中症予防としてエアコンを入れた部屋に閉じこもるなど、身を守るために外出を控える機会も出てきました。
そんな中、家に閉じこもることで運動不足になってしまう様子が見られてきています。
運動不足による悪影響として
- 肥満
- 筋力低下
この2点が課題とされています。
今回は
肥満や筋力低下がどうしてよくないのか?
外出しないと運動不足になる理由
これらについて簡単に書いていきます。
運動不足による課題 ①肥満
肥満は様々な病気のリスクを高めることが分かっています。
このため、ある程度の体重を維持しておくことは病気になりにくい状態を維持する面でも重要です。
また、明らかな肥満の場合には多くなり過ぎた脂肪の影響で動きにくくなる
重すぎる体重を支えるために関節に大きな負担をかけ、やがて痛みに発展してしまうなどの課題もあります。
運動しづらくなる→更に体を動かさなくなる→体重増加→運動しづらくなる・・・・
という悪循環に陥ってしまわない為にも日ごろからの適度な運藤量は必要です
運動不足による課題 ②筋力低下
筋力と言っても、特に大きな力を生み出すほどの筋肉が必要なわけではないのですが、立ち上がる、歩く、階段などの昇り降りという動作を行うための最低限の筋力維持は必要です。
人間は歩くことで歩くための筋肉を維持します。
しかし、一日に歩く量が大幅に少なくなると、それに伴って歩くための筋肉も弱っていきます。
こういった生活が長期間に渡ることによって、歩くことが辛い、または困難な状態になってしまうことがあるため、家にいる時こそ家事などにいつも以上に精を出して、体をたくさん動かす意識を持つことも大切になります。
特に最近では高齢者のフレイル(虚弱)は対策が必要なことだと栄養士の間でも取り上げられています。
最低限生活に必要な筋力維持のために、家の中でも軽く体を動かす習慣は欲しいところです。
外出しないと運動不足になる理由
家の中だと、それなりに体を動かしているつもりでも、実はそこまで歩数的には動いていません。
外だと、目的地までそんなに歩いているつもりが無くても、数百歩、数千歩あるいていることはザラにあります。
これは単純に目的地までの距離が近いか遠いかで、家の中にしては遠いと言っても1分も歩かずに目的の位置についてしまいます。
外に出ると、「ちょっと近所のスーパーまで」、という場合でもそれなりの時間と距離を知らないうちに歩いているものです。
このため、家にいる際には気分的には体を動かしているのに実は大した運動量でないという事が多くあります。
僕も活動量計をつけて生活したことがありますが、家の中で特別なトレーニングを行わない場合は大掃除でもしないと運動量がほとんど増えなくて困った経験があります。
活動量計は少しハードルが高いので、歩数計などを購入したり、今ではスマホそのもので計測できたり、無料アプリもたくさんあるので、自分が一日家で過ごす場合と、買い物など出かける日などで比較してみると面白いし、自分の事を知る機会としても有意義なものになると思います。
外出の目的が運動の場合も多い
出かける理由がそもそも運動をするためであることもあります。
外に出かけられない場合には、こういった運動を行う機会も奪われてしまうので、運動不足に拍車がかかります。
子どものスクール・部活動
大人でもスポーツクラブ・趣味での運動
熱中症を予防する場合には屋内でエアコンがある場合には移動さえしてしまえば問題ありませんが、エアコンが無い屋内や屋外などは夏場は十分な対策が必要なことから運動そのものを自粛することもあります。
感染症対策の場合には少し落ち着いた状況でも人の集まる活動そのものにリスクがあるため、スポーツクラブなどから高齢の方の姿が見られない状況になります。
特に運動しないことで筋力の低下が著しいのは高齢の方なので、こういった運動する環境そのものがリスクになる場合には、家以外の場で運動することが難しくなってしまいます。
家での運動について
家に長期に渡り巣ごもりする際には、家で運動する必要性が出てきます。
その際に活用できるのは動画です。
様々な運動のインストラクターが家で器具無しでできる運動を動画サイトに挙げています。
こういった知らないインストラクターの方が作成している動画に不安がある場合にはNHKが挙げている運動などがおすすめです。
負荷も少なめで一人で行ってもバランスを崩しのケガなどしにくいものが紹介されているので、時間のある時に一度確認してみていただきたいところです。
まとめ
肥満からの病気予防、必要な筋力を失うこと等を避けることは感染症や熱中症から身を守ることと同様に大切です。
家に閉じこもった際の自分の活動量などを確認して、適宜、必要な運動を追加できると良いと思います。