体重を落とすだけの不健康なダイエットの原因とやり方は?

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体重計

体重を落とすだけの不健康なダイエットとは?

ダイエットというと一般的には体重を落とすこと

ただ、その一点のように考えられています。

実はこの考え方が不健康につながっています。

本来は過剰な体脂肪を落とすことが望ましいダイエットです。

体重を減らすことだけを考えた結果、カロリーだけで考えてしまい、日常生活に必要な筋肉を落としていたり、体に必要な栄養の不足を招いてしまうことが不健康なダイエットと言えます。

体重は脂肪、筋肉、臓器、骨、水分

こういったものの合計で数字が出てきます。

間違ったダイエットとは

体重は減ったけれど、脂肪はほとんど減らずに、他の必要なものが減っての体重減少が起こるダイエットのことを表します。

あなたの体重減少が筋肉や臓器、骨、水分の減少による結果でなく、体脂肪をメインターゲットに行われることを願うばかりです。

健康的なダイエットの肝 体脂肪を狙って落とすには?

体脂肪を落として筋肉を残す、あるいは必要な量の栄養を保つためにはどうしたら良いのか?

簡単に言ってしまえば「バランスの取れた食生活を送りましょう」の一言で終わってしまいます。

肉や魚というたんぱく質源は筋肉を維持するために重要ですが、脂質も含んでいることからダイエットというとまず最初に省かれてしまいがちですが、たんぱく質も脂質も人間の体を構成するものを作る働きがあります。

本来削るべきはここではありません。

では、バランスの取れていない食事とはどういったものでしょうか?

不健康なダイエットの原因となる食事バランスを乱す原因

バランスを乱す食生活にありがちなこと

①カロリーはあるが他の栄養がほとんどない食品

②間食全般

③カロリーの高い飲料の摂取

④肉や魚を避けた食事

⑤満腹感を求めて主食ばかりが多い食事

①と②は同じとも言えます。

間食は栄養的な価値が低いものの、高エネルギーなので、まず手を付けるべきは間食の頻度や量を少なくするのがベストな方法です。

ジャンクフードが「ジャンク」と言われるのも、高カロリーに見合わない栄養価の低さが由来となっています。

要するにカロリーに見合った栄養を含んだ食品を摂取してバランスを取りたいというイメージです。

③飲料のカロリーはバカにできません。

というよりも、非常に高カロリーなものが多くなっています。

毎日飲む飲料が砂糖入りかそうでないかは、毎日の積み重ねの中で小さくないウエイトをしめます。

食事量に問題の無い方は①②③だけ見直せば減量に成功できたりもします。

①②③は元々栄養価が低いので、摂取しなくても健康的に問題がない、あるいは有益であることがほとんどです。

④肉や魚は前述の通りたんぱく源です。

筋肉と言うと興味のない人もいるかもしれませんが、筋肉が少なくなりすぎると階段の昇り降りも辛くなります。

日常生活に困らないのは、その生活に耐えうるだけの筋肉を維持しているからで、こういった機能面でも重要です。

そして、ダイエットをする人に意識していただきたいのは、筋肉がないと脂肪を落としても引き締った体にならずにたるんだ印象になるという点です。筋肉は脂肪を持ち上げてくれます。

特におしりは下半身を鍛えるほど引き締まるため、最近は女性でもスクワットなど、負荷の高い下半身トレーニングを取り入れる人が増えてきています。

そういった綺麗を作り上げるためにも肉や魚は重要です。

そして肉や魚の脂は身体によって有益なものです。

多少カロリーが高くても、摂取する価値があると考えてもらいたい食材です。

⑤満腹感を満たす為にごはんをおかわりする、ラーメンを大盛りにするなどは、過剰な糖質の摂取につながります。

糖質は小麦粉や砂糖なども含まれるため、知らないうちに過剰摂取しがちな栄養素です。

そして過剰な糖質は体脂肪に変わって貯金されていきます。

一時の満腹感の為であれば、価格的に高くなりますが、肉や魚をある程度食べて満足感を得た方が良い場合が多いです。

ダイエット時の脂質の扱いについて

脂質は1g当たり9㎉あるので、以前はダイエットと言えば「まずは脂質をカットする」という方法が主流でした。

一方で脂質をカットするとなるとたんぱく源となる肉や魚もカットされる傾向があり、不健康なダイエットを招く原因になっていました。

最近では脂質がホルモンの材料であること、不足することで肌にツヤが無くなる事などと合わせて、美しさなどとの兼ね合いから脂質はある程度摂取するようになってきています。

注意するべきは間食の多くは糖質+脂質という超高カロリーでありながら栄養的な価値が低いという点です。

脂質は食材から摂取するものとして、お菓子やデザートでの摂取は最小限にしたいところです。

健康的なダイエットに運動は必要か?

筋肉を維持するためにはある程度の運動をすることが理想的です。

ただ、特別な運動をする必要はなく、きちんと一定の運動量のある日常生活を送ることができていれば大丈夫です。

たんぱく質をきちんと摂取して、ある程度体を動かしていれば、人間の体は「この生活に必要な分の筋肉を維持しよう」という方向に進んでいきます。

たんぱく質が不足すると、そもそも筋肉の材料が足りないので必要な筋肉の維持も難しくなり、筋肉が減ってしまいます。

また、常にゴロゴロした生活をしていると、「こんなに筋肉必要ないから削ろうか」となって、筋肉が減ってしまいます。

キビキビした生活をしてもらえたら大丈夫です。

不健康なダイエットについてのまとめ

栄養の無い商品でも間食や飲料は満足感を満たすために摂取しがちです。

その楽しみや満足感ばかりが優先されてしまうと、本来の食事の目的である栄養摂取が疎かになってしまいます。

食べ物にカロリーがあるのは仕方のないことなので、そのカロリーに栄養価が見合わない嗜好品を如何に調整するのか、ということを行い

必要な栄養についてはきちんと摂取するということを心がけていただきたいと思います。

体重は重要な指標の一つですが、他人には見えないし、自分も体重計に乗っている間しか見えません。

どんなに体重が減っても、外見の印象が悪くなってしまう、その上健康的でも無くなってしまったら本末転倒と言えます。

何を大切にするのかを見誤らないようにしていきたいところです。