日本人は少しだけ運動不足という感じ
健康志向も高まり、健康でいるためには、病気にならないために肥満をさけるためには・・・
というようにダイエットとまでは言わないものの、「運動しなくちゃ」と考えたことのある方も多いのではないでしょうか?
以前厚生労働省が「健康の為には1日1万歩の運動をしましょう」という指標を出しました。
これは1万という数字が大き過ぎたためか定着しませんでしたが・・・
やはり毎日1万歩と言われると途方もない数字に感じてしまいます。
その後、そういった目標は無くなったのかというと、それぞれの自治体などで工夫して考える事がされていて、僕の住んでいる川崎市では、「日常生活中で意識せずとも7000歩程度は歩いているので、毎日プラス10分の運動を行うことで、適正な運動量を保つことができる」という表現に変わりました。
毎日10分の運動をプラスすることで1万という大きな数字を使わなくても運動目標を設定することに成功したわけです。
このことからも日本人は全く運動が不十分というわけではなく、毎日少しずつ足りないという事が見えてきます。
では、どうして不健康や肥満になってしまうのか?
では、ある程度日常生活で体を動かせているはずの私達が太ったり、不健康になってしまうのはどうしてでしょう?
これはすごく簡単に考えると、毎日少しずつ運動量が足りないという状態が続けば、塵も積もれば山となる方式で借金(脂肪で言うと貯金でしょうか?)が増えていってしまう為です。
この考え方は非常に重要で
太る原因であるとともに、逆転の発想にもつながります。
昨日は運動が全くできなかった・・・そんなこともあるでしょう。
その時に、「じゃあ、今日は時間を作って20分運動するぞ!」でも良いことを表しています。
体重が増えるか減るかは雪舟カロリーと消費カロリーのバランスです。
どこかで運動できず消費カロリーを増やせなかったのであれば、他の日にその分も消費しても良いわけです。
あるいは「今日は運動する時間を作れそうにない」という日には食事を少し減らして調整するというのも一つの方法です。
このように目先の目標を毎日果たすことは大切ですが、できない場合にもいくらでも取り戻すことはできるというのはありがたいところです。
ただし、平日は運動できないから週末に纏めて・・・などのようになるとあまりおすすめできません。
一度に体に大きな負荷をかけることはケガの原因になってしまいます。
ケガをするとその後の運動計画にも支障が出ますし、日常生活も不便になってしまいます。
また、精神的にも週末に「10㎞走るのか・・・」と思うと、よほど運動が好きな人でない限りは負担に感じて精神的にも苦痛になってしまいます。
そもそも運動を毎日行って欲しい理由はこういった負担の分散も目的に入っています。
借金を重ねてからそれをどこかでバーンと支払うというのはお金でだけでなくカロリーでもおススメできないのはこの理由になります。
まとめ
- 日本人の運動量は毎日少しずつ足りない
- まとめて運動することはあまりお勧めしない
今回はこの2点に絞った話になりました。
日々10分の運動、例えば最寄り駅の一駅手前で降りて歩くなど、苦痛にならずに生活の中に落とし込めるように工夫していただければと思います。