朝食の食べた方が良い論・食べない方が良い論に物申す

スポンサーリンク

朝食は食べた方が良いのか食べない方が良いのか

最初から結論 正直 自分に合った方にするべき

身も蓋もない気もしますが、

両方を一定期間やってみて、調子が良い、体重の推移が理想に近いなど、自分なりのメリットがある方を採用すべきだと思います。

ちなみに僕の朝食はバターコーヒーとプロテインだけですが、

エネルギーは脂質から、たんぱく質はプロテインから摂取しているので、

一応内容的には朝食を摂取している状態です。

たまたま固形ではないだけですね。

これは糖質制限を行っていた名残りで、現在では糖質はそんなにピリピリしていなくて、

グルテンフリーの方はある程度きっちり小麦製品をカットしています。

理由はグルテンフリーだと明らかに不調が減るからです。(頭痛など)

これは僕の体質に合った方法だったというだけで、万人に向いている訳でも当然ありません。

なぜ良いと悪いの2択になってしまうのか

実際朝食問題以外でも

断食が良い・悪い

糖質制限が良い・悪い

何かにつけて2択にされがちです。

でも断食で調子が上がる人もいれば、集中できなくなる人もいます。

糖質制限も同じくです。

本来はそれよりも

こんな生活をしている人ならこういう朝食が向いている

などのように、もっと微細な区分けになるので、

ある人には良い方法であるということが上手く伝われば良いのだと思います。

朝食は生活習慣や個人に合わせて考えるべき

例えば一例で、頭脳労働の人であれば、糖質制限はやりやすいので効果を上げやすいと思います。

血糖値の上下が少なくなるので、朝から事務仕事もそんなに眠くならず行いやすいです。

そのあたりを踏まえてお試し期間を設けて、自分の体調が良いのかどうかを確認してみる。

完全な良い物と完全な悪い物に分けない柔軟な考え方で良いと思います。

ただし、あまりにも偏った方法(長期の絶食など)だと、その人に合う可能性よりも、健康上のリスクの方が高くなるのでご注意ください。

アスリートになると更に複雑化

競技やその日の練習内容で朝食を変えた方が良いくらいです。

サッカーのように瞬発力と持久力を求められる種目だとして

合宿のように朝から長時間追込みをかけるのであれば

朝から糖質も脂質もたんぱく質も充分に摂取する必要があります。

エネルギーが不足すればガス欠で計画通りの十分な負荷と効果は得られないでしょう。

午前に試合があるのであれば、瞬発力を高めるために糖質を摂取した方がパフォーマンスは高くなります、糖質は消化もしやすいので、胃腸への負担も小さめにできます。

このように基本的なコンセプトがあって、そこに個人に合わせたアレンジが効く感じが、最も無難なところではないでしょうか。

個人に合わせたアレンジとは

同じチーム全員が同じ食事内容で良いかというとそうでもないので必要になります。

まず、消化器官の強さ

たくさん食べても2時間もあれば何も気にしないで全力疾走できる人もいれば

たくさん食べるとなかなか消化できず、胃もたれなど、練習に影響してしまう人もいます。

こういった場合には、朝食の脂質(消化に時間がかかる)を少し落として、消化の良い炭水化物を増やしたりの対応も必要になります。

あるいは朝食のボリュームは少し控えて、練習の合間のドリンクなどでもエネルギーを多めに摂取できるように工夫するなども良いでしょう。

そういった意味では朝ごはんだからどうのこうのというよりは、1日のどのタイミングで何を食べると自分の生活にマッチするのか、という大きな視野で捉えることが重要とも言えます。

「体を動かす3時間前だからこれを食べよう」とか

「今日は強い運動をしたからたんぱく質をしっかりとろう」とか

「明日はマラソン大会だから、夕飯から胃腸への負担が小さいものにして、糖質はしっかり摂取しておこう」など

普段の食事に対し、目的にあったメリハリをつけて

社会人であれば

「今週は仕事が忙しくて運動できなかったから、糖質を抑える事で食事全体のボリュームを落とそう」とか

「飲み会での食事で、お酒やジュースで糖質を摂取するから、食べ物は揚げ物をやめておこう」など

一定期間でのスケジュールに合わせても良いと思います。

原則中の原則である

摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスさえしっかりしていれば、

大きな問題にはつながりにくいので、ここは踏まえてもらいたいと思います。

朝食の議論を深く掘り下げなかったのは

東洋医学やマクロビの考え方など、掘り下げると底が見えない議論になる、という

部分があります。

こういった健康法の合う合わないも人それぞれ、という解釈をしていただければと思います。