健康系のテレビはそれなりに数字が取れるのか、いつの時代も残っているものです。
そして、どこかの局がヤラセや嘘を流したとして数年に1度すっぱ抜かれる。
でも、無くならない・・・
それだけ需要があるという事なのでしょう。
現に、これを書いている現在では、高野豆腐がテレビで取り上げられ、スーパーで品薄になっています。
ただ、個人的には、身体に良い食材にそんなに期待し過ぎないようにして欲しいという思いもあります。
今回は身体に良い食材について過剰に反応しない方が良いという話を書いていきます。
テレビで紹介される身体に良い=必須ではない
テレビで紹介される身体に良い食材ですが。
摂取していなくても特に問題が無い場合がほとんどです。
むしろ普段から食べる人が少ない食品だから話題性が高くなるという点もあります。
そして、それを食べていない大多数の人は健康です。
つまりは、現在健康であるのであれば、それらを無理して摂取する必要はない
という結論になります。
そして後で書きますが、薬ではないので劇的な効果には期待できません。
(もし劇的な効果があれば、その食品の成分が薬に抽出されていることでしょう。)
このため、一時ブームになってスーパーから品薄で姿を消した商品達も、少し待てばブームが去って普通に再会することができます。
それだけの人たちが途中で食べることを辞めてしまうという事です。
劇的な効果があれば、ブームは終わらないで、一般的な食材へとランクアップしていくでしょう。
つまり、実はみんな今までにこういったブームに乗ってしまって、更に途中で止めた警官があるにも関わらず、「今度こそ」という思いで次の波に乗っているという不思議な状態が続いているという事です。
一度客観的に見てみることをおススメします。
僕も今はいつごろ高野豆腐ブームが去るかを楽しみに待っています。
テレビの報じ方のうまさ
基本的にテレビでは「○○には△△が良い」というように限定的な条件に対し有効性を出していきます。
ここで注意したいのは
その食品だけで劇的に○○の症状が改善することは少ない
ということです。
なぜなら、結局のところ食事はバランスです。
例えばAという症状に効果のある食材を摂取しても、Aの原因となるものを同等に摂取していれば効果は出ません。
そしてAという症状に悩む人はAの原因となる何某かを抱えているので、そんなに改善できないことが多いです。
原因を取り除かず、対処療法的に食べ物だけでなんとかしようとすることは限界があります。
でも、その食品だけで言えば、○○の症状に良い物質を含んでいたり、実際に効果を上げることも有りますから、嘘を言っているわけではありません。
では、テレビの方法で効果を挙げる人もいるのはなぜ?
一方でテレビで紹介された食材で劇的な効果を挙げる人が、少ないとはいってもいます。
これはどうしてでしょうか?
①その食材以外のバランスも整えた
紹介された食材を取り入れるだけでなく、食事そのものを見直したことで成果がでやすくなります。
食事全体が改善されれば、バランスが整う確率が高まるので、状態は良くなる可能性も高まります。
一般的には、今までの生活習慣、食事習慣を変えずに、なんとか紹介された食材だけを取り入れてお手軽に状態が良くならないかという感じなので効果が出にくいというところがありあます。
②健康への意識が高まった
せっかく体に良い食材を食べ始めたのだからと運動を始めた、など
ひとつのきっかけから健康的な生活習慣への意識が高まった結果、テレビで紹介された食材を食べるだけではなく、その他の健康へのアプローチを始めたことで、健康的への道を進み始めるケースはあります。
このようにプラスαの部分があるからこそ、効果を発揮しやすくなります。
テレビで報じる健康に良い食品 まとめ
・テレビで紹介される健康食材は嘘ではないが劇的な効果は期待できない
・健康的な食材を取り入れても何も改善されないことも(良く)ある
・運動や、食習慣の見直しなど、他のものと組み合わせることで効果が発揮できる
・そこまでできる人は健康食材に頼らなくても健康な生活ができる
こうやって考えると、健康食材ブームは個人的に否定的ですが、健康に興味を持ってもらうための最初の一歩だと考えるのであれば、そんなに悪いものでもないのかと思います。
ブームに踊らされず、その食材がきちんと健康的に機能するように、他の部分でも健康的な生活を身につけましょう。