疲れた時の甘いものは少量にしておく
勉強や仕事に根を詰めている時に甘いものが脳の働きを助けてくれるという話から、疲れた時には甘いものが良いというのは有名どころの内容です。
実際に食事と食事の間が長くなってしまうと血糖値が下がり、少しボーっとするまではいかなくても集中力の低下が起こり、勉強や仕事の効率が下がるという事はあります。
このため、実際に疲れた時に甘いものを摂取するというのは、血糖値を下げ過ぎないという面で、集中力の維持には効果があります。
一方で、食べ過ぎは逆効果であり、適量と言えるのは一かじり程度とごく少量です。
ちなみに勉強や仕事に集中し過ぎて食事が疎かになっている場合には、甘いものではなくて、きちんとした食事の摂取を優先します。
体調を崩しては元も子もなく、寝込んだりしてしまうことは時間的にも大きなロスなので、食事は一食抜く程度なら良いですが、それ以上にはならないように気を付けることも大切です。
甘いものを食べすぎると眠くなる
血糖値が低くなることで集中力が落ちるという内容を書いてきましたが、甘いものを食べ過ぎて血糖値が高くなるとどうなるでしょうか?
答えは・・・眠くなります。
食事をして糖質を満腹に食べると眠くなる感じと思ってもらうと分かりやすいのではないでしょうか?
満腹までいかなくても甘いものをそれなり量食べてしまうと、これに似た状態になります。
集中力を高めるために甘いものを摂取したのに、食べ過ぎてしまったばかりに眠くなってしまうとこれはこれで集中力の欠如につながってしまいます。
甘いものが集中力を高めるというよりも。落ちてしまった集中力を取り戻すために少量の糖質が有効という感じです。
そして多すぎてもダメと
丁度良いのは疲労を感じるタイミングで板チョコレートを一欠け口に入れて、ゆっくりと口の中で溶かして食べる方法です。
血糖値が一気に跳ね上がっても体にはあまり良くないので、理想は少しずつ口に入れていく形になります。
そうは言っても空腹時には糖質を摂取した瞬間に血糖値はかなり上がってしまうので、きちんとした食事は前提にして、余り空腹の状態が続かないようにする工夫も必要です。
食事は糖質以外の食品も同時に摂取するので、単一の甘いものを摂取するよりも血糖値の上昇が緩やかで体に優しいと言えます。