糖質制限では体重ばかり気にし過ぎると危険です

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糖質制限と体重

糖質制限では体重ばかり気にし過ぎると危険

友人に糖質制限を行ってから調子が悪いという男性がいました。

しかし、実際に体重は落ちているのでやめる気はないという状況で・・・

この体重の減少に目を奪われたことがこの友人の体調不良の原因でした。

今回は糖質制限で起こりやすい体調不良について体重減少を目的とするケースを例にして書いていきます。

糖質制限での体重減少なのか、カロリー減少なのかを判断する

この友人がどうして体調不良になったのか、

答えから言うとカロリー不足です。

糖質制限は本来、糖質を制限した分、たんぱく質や脂質を多く摂取することで、糖新生という、糖質以外からエネルギーを作る方法で生活していく方法です。

ですが、彼の場合はたんぱく質は筋肉の材料になる物、という意味で多く摂取することに抵抗がなく、プロテインを飲んでいましたが、脂質については「太る原因」という考え方が抜けなくて、増やすことが出来なかったという事でした。

彼にとって不運だったことは、たんぱく質を多く摂取することをプロテインに頼ってしまったことでした。

これがある程度肉類から摂取できていたのならば、脂質も自然と一定量取ることができたのですが、最近のプロテインはすごく質が良いものが多くて、高たんぱくで低脂肪の商品がほとんどです。

脂質は1g9㎉というとてつもなく効率の良い燃料です。

糖質制限をするのであれば、質の良い脂質の摂取は必要です。

僕は脂質を積極的に取るために、サラダにはオリーブオイルや亜麻仁油をかけて食べたり、朝はバターコーヒーにココナッツオイルを入れたりと、地道な脂質量UPを行っています。

糖質制限で体重が減っているのは、順調なのか、過剰なのか判断する

摂取エネルギーが消費エネルギーよりも少なければ体重は減っていきます。

糖質制限については、実はカロリーを抑えることは目的ではなくて、副産物として元々肥満・肥満傾向の方の体重が減少しやすいというものがあります。

ただし、これは食生活のバランスが糖質制限で整った場合に起こることで、実際の糖質制限の目的としては

・体脂肪をエネルギー源として利用することでの体脂肪の減少を促す。

・糖質をエネルギー源としないので、血糖値が落ち着く

・血糖値が落ち着いているのでインスリンの分泌が抑えられ、太りにくく、痩せやすい状態が整う

こういったところです。

その結果として体重が減るという事も多くあるので、ダイエットとしての側面が注目されますが、ボディビルダーの方で糖質制限を行っている方が

「ある程度までは糖質制限で痩せられものの、大会に向けて絞り込むときにはプラスアルファが必要」という発言をしていて、健康的な状態までは糖質制限で移行できるものの、不自然に絞る際には向いていないという旨の内容となっています。

このことからも過剰な体重の減少については

糖質制限がうまくいっているというよりも、カロリーの収支バランスが崩れている(前記ビルダーさんは大会前はバランスを敢えてマイナスにして絞っていきます)状態で痩せていると考えることができます。

どんどん体重が減っていくという快感に酔うのではなく、体の調子を確認することが非常に重要です。

糖質制限によるエネルギー不足の問題点

僕の友人は頭が痛い、気持ち悪いという程度でしたが、他にも様々なデメリットが考えられます。

エネルギー不足でも糖質は入ってこないので糖新生は行われます。

このため不足したたんぱく質は既存の筋肉を壊して補います。

これでは何のために糖質制限を行っているのか分かりません。

痩せたは良いけれど筋肉の無いひょろひょろの体になってしまうし、基礎代謝が下がるので、とても健康的とは言えない省エネの体は出来上がってしまいます。

そして脂質もホルモンなどの材料になるのですが、不足すればホルモンの材料に回す分が減少して、ホルモンバランスが崩れます。

免疫も下がって病気などにもなりやすくなるし、踏んだり蹴ったりという結果もあり得ます。

基本は糖質を抑える分、しっかりとたんぱく質と脂質を摂取することで、防止するしかありません。

糖質制限と体重の関係 まとめ

この友人のように体重減少がうれしくて、それが止まってしまわないように意識すると、どうしても食べる量が減ってしまいます。

そして糖質制限時に食事量が減ることはデメリットにつながる危険性もあるという事を認識していただきたいと思います。

脂質に対して高カロリーゆえの怖いイメージがある方もいるでしょうが

DHAやEPAという青魚に多い脂質など、健康効果が高いと有名な脂質であれば抵抗も減るので、魚やサプリメントで摂取するなど恐怖感を少なくしながら摂取していくことなども検討してみると良いと思います。