特保のお茶と緑茶の違い

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特保のお茶

特保のお茶と普通の緑茶の違い

特定保健用食品、というとあまりなじみのないものという気がしますが、これを省略した特保という言葉についてはCMなどでも頻繁に耳にする機会があり、これなら知っているという方も多いのではないでしょうか?

今回は特保の飲料について簡単に書いていきます。

脂肪燃焼を促す特保のお茶

普通の緑茶にもカテキンと言われる体脂肪を燃焼させやすくする成分が入っています。

このため、運動前に緑茶を飲むと体脂肪が燃えやすくなります。

 

さらに緑茶には眠気を覚まして集中力を高めてくれるカフェインも含まれるので、実は運動前に緑茶を飲んでおくのは合理的だったりします。

 

普通の緑茶にこれだけの成分が入っているのだから、もうこれで良いんじゃない?

というのは最もな意見ですが、特保のお茶に(一部その他飲料にも)含まれているカテキンは高濃度茶カテキンと言われるもので、通常の緑茶と同量でより多くのカテキンを摂取し、効率的に効果を得ることができるものになっています(詳細は企業秘密)

 

ちなみにカテキンはポリフェノールの一種でもあるので、抗酸化作用を持っていて、美容や健康に様々な効果が期待されていますが、特保で記載が認められている(科学的な根拠のしっかりした部分)のは、脂肪燃焼についてのみとなっています。

 

 

血糖値の上昇を抑える特保のお茶

脂肪燃焼を促す効果のあるお茶についてここまで説明してきましたが、もう一つ特保のお茶には「血糖値の上昇を緩やかにする」という効果を記載している商品があります。

 

こちらは食物繊維が添加されたお茶になります。

お茶以外にも様々なもので、血糖値の上昇を抑える商品は展開されています。

 

効果のイメージとしては、食事の前に飲む食物繊維という点から、食事の最初に野菜を食べることで血糖値の上昇を防ぐことと似ているという感じで良いと思います。

 

食物繊維なのでお通じも良くなる人がいますが、記載されている効果としては血糖値の上昇をゆるやかにするというニュアンスのものに限られています(理由は下記に)。

 

まとめ

今回は簡単に特保のお茶について書いてみました。

 

特保に認められるには国(消費者庁)の審査に通らないといけないため、サプリメントよりも確実な効果を期待できます。

 

そんな中で気になるのは、今回挙げた脂肪燃焼、血糖値関連の商品は多いけど、それ以外の特保はまだまだ少ないという点です。

 

これは審査を通るためには科学的なデータが必要ですが、データで示しやすい物(分かりやすく数字になるもの)が審査に通りやすいという事が背景にあります。

 

このため栄養ドリンクなどにありがちな滋養強壮や、疲労に効果的というものがまだありません。

これらが商品化されるには人の拾疲労を正しく数値化し、それが改善できるというデータを出さなければいけないので、もう少し先になりそうです。(スポーツではすでに疲労の数値かが始まっているところもあります)

 

こういった面から特保はまだまだこの先開拓する余地のある分野とも言えます。