施設栄養士の主な業務 ⑧消耗品の購入
施設の厨房では毎日様々な消耗品を使用して業務を行っています。
それらを欠品してしまうことは業務が滞ることを意味するので、日々の確認と必要時の補充という仕事は地味ではありますが、現場の調理スタッフの仕事にも響くという点でも大切なものとなります。
消耗品を切らしてしますと、大体不便なことが起こるので厨房スタッフから白い目で見られます。
要注意!
その他栄養士業務については
>>>施設栄養士の仕事【①献立作成】の冒頭部分にリンクを貼ってあります。
厨房
その他栄養士業務については
>>>施設栄養士の仕事【①献立作成】の冒頭部分にリンクを貼ってあります。
の消耗品とは
では、実際に厨房関連の消耗品にはどんなものがあるでしょうか
少しだけ分類して説明を加えていきます。
厨房の消耗品1:洗剤類
多種多様な洗剤が厨房では使用されています。
・食器、調理器具用の中性洗剤
・油汚れ用の洗剤
・手洗い石鹸
・食器洗浄機用洗剤、リンス
この他に消毒する薬剤なども洗剤類とすると、以下の物も入って来ます。
・ハイタ-(次亜塩素酸)
・アルコール
洗剤類は特に替えの効かない物が多く、消耗も激しいことから、余裕を持って在庫を抱えておくくらいで良いと思います。
厨房の消耗品2:衛生の為に使用するアイテム
厨房の消耗品の多くは、衛生的な配慮のために使用されています。
・使い捨て手袋
・手拭のペーパー
・台拭き
・ゴミ袋
使い捨て手袋と手拭用ペーパーについては非常に消耗する速度が速いので、切らさないように注意することが大切です。
厨房の消耗品3:調理に使用する消耗品
調理に使用する消耗品は家庭でもなじみのある物が多くなっています。
・サランラップ
・アルミホイル
・クッキングシート
これらは無くても何とかなることが多いのですが、不便なことに代わりは無いので、きちんと用意しておきましょう。
こられはほんの一例で、今回挙げたものの他にもそれぞれの施設や厨房事に扱う消耗品は異なるので、自分の厨房でどんなものを使用しているのかは確認しておきましょう。
厨房の消耗品を切らさないコツ
消耗品を切らさないように注意しましょうと言われても、毎日厨房をうろついて確認しないといけないのかというとそんなに手間をかけなくても大丈夫です。
その方法は、簡単なルールを作るだけです。
例えば、消耗の激しい使い捨て手袋であれば、新しいものを出す時に残りが3袋(箱)くらいになったら栄養士に声をかけてください。
このように、残りが少なくなった段階で栄養士に言ってもらえるようにするだけで、言われたものを購入すれば良いだけになります。
この方法が定着すると、欠品した時の責任も栄養士1人で背負わなくて良くなるので、「次からみんなで気をつけましょう」という感じでマイルドに完結させることもできます。
ただ、この方法を使うにしても、厨房スタッフに任せきりにするのではなくて、栄養士の方でも週に1度は確認することはしておく方が良いです。
スタッフも丸投げされている感を抱きにくいですし。
もちろん責任感の強い厨房で。
「それは私たちがやるので大丈夫です!」
と言われれば、個人的にはノータッチにします。
ここで手を出すと信頼されていないと勘違いされてしまう事もあるためです。
どうしても自分でも確認したいのであれば、誰も厨房にいないタイミングでやりましょう。
厨房の消耗品はどこで購入するのか
厨房の消耗品はどこで購入するのか?
それなりに長いこと運営されている施設であれば、お得意先があるものですが、そうでない場合には大塚商会のアスクルやたのめーる、他の会社ではカウネットなどのオフィス用品を取り扱っているところでも大体揃います。
そうでない場合には食器や調理器具メーカーでも消耗品カタログを持っているところは多いので、現在修理などをお願いするメーカーさんにカタログをもらってみるというもの良い方法です。
消耗品は単価は安くても、毎日の積み重ねで大きい金額になる物なので、今よりも安いメーカーを探すというのも栄養士としては行っていきたい業務になります(ほとんどの所が行っていませんが
施設栄養士の業務内容 厨房の消耗品購入まとめ
・消耗品は切らすととても不便
・切らさないように確認を行う
・切れる前に補充を行う
・在庫の確認はルールを決めて
今回の内容は上記のようになっています。
消耗品は、何となく小物という印象がありますが、その小物こそないと困るものだったりしますので、きちんと確認、購入をしていただきたいと思います。
この他栄養士業務については
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