なぜ感染症対策に手洗いが有効なのか、その重要性

スポンサーリンク

手洗いの重要性

風邪を始めとする感染症対策として、手洗いの重要性についてはかなり昔から言われてきています。

どうして感染症予防・対策として手洗いが重要なのでしょうか?

確認していきましょう。

手は色々なところを触る

人の手は道具を使うのに適しているので、様々なものに触れます。

それが不特定多数の人が使うものであった場合には、細菌やウイルスを手につけた人が利用していれば、それが他の人の手にもどんどん移っていくという事になります。

不特定多数の人が手で触れる要注意なもの

ドアノブ

エスカレーターや階段の手すり

電車やバスの握り棒、つり革

エレベーターなどのボタン

こういった便利なものに付随した道具については様々な人が触れるものなので、衛生的に見ると「汚染されている」というものになります。

手は目・鼻・口にも触れる

手は万能なので、かゆくなれば顔もかきます。

目がしばしばすれば目をこすります。

食べものが口の回りにつけば手でそれを排除します。

こういった菌やウイルスが触れると感染の恐れがある部分にも手は触れます。

そのため、手を綺麗にしておくということは重要な意味があります。

手洗いについて

流水だけではいけないのか?

きちんと石鹸を泡立てる事で、石鹸そのものに殺菌作用があるので、菌をやっつけることができるという面と、しっかりと泡立てる事で、手のシワの奥まで泡が行き渡り、清潔な状態を作ることができるようになるという面から、流水だけでは不十分と言えます。

とは言っても、流水で15秒流すだけで90%以上の菌を洗い流すことができますが。

手洗い必須のタイミング

・トイレの後

トイレットペーパーをいくら重ねても、見えない菌は手についていると考えて間違いありません。

ノロウイルスなどはトイレでの感染が多いので、トイレ後は大小に関わらず、きちんと手洗いをしましょう。

・帰宅後

帰宅するまでに手には様々な菌が付着します。

交通機関を利用すると更に、何かしらに触れている可能性が高くなるので、帰宅後には外から悪い菌を家の中に持ち帰らないという意味できちんと手洗いをして、家族の健康を守りましょう。

・調理前

調理をする人対象ですが、これから口に入るものを扱う訳ですから、調理する人の手が衛生的でなければ、食べ人全員に感染症を広げるリスクを抱えることになります。

特に十分に加熱して食べる料理以外では、菌が付着した後に、殺菌する場面がないことから、食中毒も含めて危険性が跳ね上がります。

肉や魚・卵を扱った後も、手洗いをしてから次の作業に移ることが必要です。

特に卵のサルモネラ菌は実は殻についているものが最も多いので、直接黄身と白身に触れていない場合dめお手洗いして下さい。

・食事前

食事は食べ物を手を使って口に運ぶ作業です。

手が汚染されていたら、喉に菌が侵入するのは非常にイメージしやすいと思います。

食べる前の手洗いは、ただきれいな手で食べた方が気持ちが良いというわけではなくて、こういった衛生的な面から見ても価値の高い事になります。

手洗いについて特に家庭で気を付けたい事

実はみんなで手洗い後のタオルを使い回す事は危険です。

洗い残した菌が付いているし、湿ってしまうので、そこで菌が増殖してしまいます。

さすがに家では使い捨てタオルの導入は難しいと思うので、使い回すとしたら、短時間で全員が使用して、何時間も置いておくことはぜずに洗濯機へ、というくらいの感覚であれば健康被害にはつながりにくいと思います。

もちろん仕方ないから、という方法ですが。

しょく

そして設備的に手洗いが難しいという場合にはアルコールなどの消毒薬を使用することで、洗浄はできませんが、殺菌を行います。

手洗い後、しっかり乾燥させて、アルコール噴霧が理想に近いですが(厨房ではやってます)、なかなか普段からとなると蒸す香椎部分もあります。

面倒な部分もありますが、風邪をひくことや、感染症に罹ってしまう事に比べれば・・・という部分です。

特に小さいお子さんのいる家庭では、家族の健康維持、という面まで考慮して取り組むと、少し積極的に行えるのではないと思います。

秋から冬にかけて様々な感染症が流行しますので、しっかり手洗いをして身を守っていきましょう。