体温を上げて健康的に
これは様々な状態や病気の予防や改善で言われることが多いフレーズです。
では、体温を上げるという事自体にどんな意味があるのか
それによって得ることができるメリットは何かをまとめていきます。
体温を上げる方法
まずは、体温を上げるためにはどんな方法があるのか、という点から
・お風呂やサウナに入る(シャワーより効果的)
・運動をする(マッサージやストレッチを含む)
・筋肉を増やす
・食事熱
※風邪やインフルエンザで体温上昇も意味があります(後述)。
体温を上げる方法1:お風呂やサウナに入る
お風呂はサッと入るというよりも10分~20分としっかり入ることで、体の表面だけでなく、芯から温まります
表面だけ温まっている状態だと特に冬場は湯冷めもしやすいので、しっかりと温める事で、体温の高い状態を維持できるというメリットもあります。
体温を上げる方法2:運動をする
ウォーキングやランニングといった有酸素運動は終わってからも長い時間体温を高く維持することができます。
この他、ストレッチやマッサージで血流を良くすることでも、体温は上昇します。
実際にこれらは終わった後に体がポカポカします。
体温を上げる方法3:筋肉を増やす
こちらは筋トレと言われる無酸素運動の効果になります。
筋肉を増やすことで基礎代謝が上がり、基礎体温を高くすることができます。
女性の方が冷え性や低体温に悩まされる方が多いのは、筋肉量が男性を比べて少ないことが影響していると考えられています。
体温を上げる方法4:食事熱
食事をすると消化吸収のために体温が上がります。
案外この熱も甘く見るべきではなくて、夏場は食事をすることで汗をかいたりしますよね。
食べる事でカロリーを消費して、体温を上げるという仕組みです。
体温を上げる事で得られるメリット
・冷え性の改善
・免疫機能の向上
・代謝が上げることでのダイエット効果
体温を上げるメリット① 冷え性の改善
体の末端が冷えることが主な原因となる冷え性は血行を良くして体を温めることが必要です。
女性に多いことからも、トレーニングで筋量を増やす事も効果的です。
お風呂でしっかりと温まるなどの基本的な部分も大事ですが、女性は体重を気にし過ぎて、食事をきちんと摂取しない、食べてもサラダだけ、ということもあります。
すると食事熱が十分得られない上にサラダに使用される野菜は水分を多く含むことから体を冷やしてしまうというダブルパンチで、冷え性まっしぐら、なんてこともあります。
体温を上げるメリット② 免疫機能の向上
免疫機能は体温が1℃上がると5倍程度跳ね上がることが分かっています。
免疫機能が高まれば、様々な病気にかかるリスクが低くなります。
このため、風邪をひいたときなどは、熱が出ます。
この熱は体の免疫機能を高めて、病原菌を撃退するために上げているものです。
なので、むやみに解熱剤を下げないように、と言われます。
解熱剤の使用は医師と相談することが望ましいです。
ちなみに、体温を上げれば風邪が治りやすいんだ、と
熱が39℃とかあるにも関わらずお風呂に入って・・・というのは、弱っている体に体力的に無理をさせることになるので、お勧めできないと医師に怒られたことがあります(つまりやったことがある・・・)。
当然と言えば当然ですが、熱がある時って寒気があったりするので、案外心地よい事もあるんです。
怒られてからはやらないようにしていますが。
体温を上げるメリット③ 代謝が上がる事でのダイエット効果
体温が上がると、基礎代謝が高くなり、何もしなくてもカロリーの消費量が増えます。
体温が1℃上がると13%代謝が上がると言われています。
低体温で悩んでいる人は、体温を上げる事で、低体温だけでなく、痩せやすい体にもなるという事です!
体温を上げることと健康についてまとめ
体温を上げるための方法を実践すると
・血流が良くなる、冷え、むくみ、肩こりなどの改善が期待できる
・代謝が上がって痩せやすくなる
・免疫機能が向上して病気になりにくくなる
こういった効果が期待できます。
やるべきことについても、始めることが困難という程のものもないので、少しずつ生活に取り入れて、健康的な生活を身につけて、病気になりにくい体を目指しましょう。