何を食べれば痩せられるのかは、質問自体が矛盾

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何を食べたら痩せますか、に潜む矛盾にいつ気が付くか

自己紹介などで、栄養士をしていることを伝えると

大体聞かれる質問があるのですが、その中で多いものに、

「何を食べたら痩せますか?」

というものがあります。

これは恐らく栄養士あるあるではないでしょうか。

しかし!

聞いた人ももちろん、ここで本格的に痩せるためのセミナーをして欲しいわけではないし、本当にそれだけ食べていれば自然に痩せていく食べ物がないことも承知の上です。

相手が栄養士なんていう、話題をどう広げていけば良いのか非常に分かりにくい職業だから、「何か言わないといけないけどどうしたものか?」という苦肉の質問なのです。

もちろんこれに対する答えは「笑顔」です。

言葉など不要!

もしも、本当にアドバイスが欲しい様子であれば

基本的にはきっちりと消費カロリーが摂取カロリーより多くなるように計算しながら、

健康的に痩せたい場合には毎日マイナス500キロカロリーくらいにして、

しっかりとたんぱく質と脂質を摂取することで少しずつ体重を減らすしかないことを説明して、どこまで掘り下げるかを考えます。

健康とか美容に興味なく、ただ、体重計の数値を減らせれば良いという場合には、摂取カロリーを減らせるだけ減らして、消費カロリーも増やせばOKです。

それを栄養士が勧めてしまうことには問題ありますが・・・

本当に食べれば痩せる食材を期待されている場合(ないと思いたい)は基本的にカロリーを含まない食品はそんなにないし、カロリーが無かったにしてもゼロというだけで、カロリーをマイナスしてくれるわけではないことから、食べる=痩せるではなくて、痩せるためのカロリーコントロールに一役買うという価値観を伝えられると良いのかなと思います。

ともかく

食べたら痩せる!

っていう概念自体が、矛盾に溢れています。

唐辛子だったら基礎代謝を上げてくれるから少しマイナスになったりするかもしれませんが、単品で食べるものでもないですしね。

しかも「何を食べたら痩せますか」

と聞かれて唐辛子でもかじってくださいって返しは、嫌がらせにしか聞こえない気がします。

運動して消費カロリーを減らす

まず最初に戻りますが、何を食べたら痩せるかという質問自体が

痩せたい、でも食べたい

という欲求をむき出しにしたものです。

または、痩せたい、でも我慢したくない。でも同様の意味になるでしょう。

ちなみに消費カロリーを増やすには基本的に動くしかありません。

運動というほどのものでなくても身体を動かし続けることが重要です。

ですが、ここで再び問題が・・・・

痩せたい、でも我慢したくな、という人が

痩せたい、だから運動する(体を動かす)、となるでしょうか?

基本的には

痩せたい、楽に。

というところに落ち着くのではないかと思います。

だから通信販売で見かける

ダイエット食品

運動器具

このあたりの売り文句は

「楽して痩せられる」になるんです。

そして、それが一般的な理解として

「苦労しなくても方法によっては痩せられるのではないか」という考え方に繋がってしまうことがあります。

ですが、基本的に一度太ったからには、なんらかの原因があるわけで、それを排除しないと痩せることはできません。

この話題から実際に健康的に痩せてもらおうと思ったら、きっちりアセスメントしないといけないですし。

もちろん、聞いてきた人も軽い気持ちで聞いていることはこちらも分かっているので、相応のコミュニケーションを取ったら他の話題に移ってしまうのですが(笑)

これの別バージョンとして、どうしたら太れますか?

があるのですが、それに対する考え方についてはこちらの記事を

ご参照ください。