咀嚼・嚥下 口から食べる能力について

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食べる機能について

食べると単純に言っても無意識のうちに色々な段階を踏んでいるものです。

施設がら食べる機能について勉強をしているのですが、実際に再現しながら食べてみると気が付く点がいくつかあったので簡単にメモしていきます。

口から食べる仕組み

食べ物を口に入れた時はイコールで、舌の上に食べ物を置いた時になる。

噛み千切って食べる事や、手でおせんべいを食べる等、やや特殊なケースを除けば、箸やスプーンを使用すると、舌の上に食事を置いてくる感覚になります。

舌の上に乗った食べ物を歯の下に動かす。

舌を上手に使って前歯や奥歯の位置に食べ物を動かして食べ物を噛み砕いていきます。

噛み砕いた食べ物は唾液と混ぜ合わされて、食塊と言われる小さな塊を作って、飲み込み易い形状に整えます。

食塊を飲み込む

と、簡単に書きましたが、これだけの機能をテレビ見ながらでも僕達は行えるわけです。

これって案外すごい事だと思います。

食べ物がどんな状態になっているかを経験上理解しているという学習機能もあるんでしょうけど、それにしても段階を踏んで飲み込みまで無意識で行えることは実は素晴らしい機能です。

機能の意味

噛み砕く

食品の繊維を断ち切ったり、細かくしたりして、食塊を形成しやすくすると共に、消化しやすい形を取ります。

奥歯で噛む段階になると、すでに噛むというよりもすりつぶすという形になります。

唾液と混ぜ合わせる

食塊を形成する為でもありますが、唾液中のアミラーゼはデンプンを分解するので、口の中で消化の第一歩がすでに始まっています。

飲み込む

上では単純に飲み込むとだけ書きましたが。

空気は肺へ、食べ物は胃へと選別して送られます。

肺と胃の経路を分けるのは食道にある弁で、切り替えを行っています。

この弁の機能が衰えなどの原因できちんと機能しなくなった時に、食べ物が肺に行ってしまう誤嚥性肺炎が起こります。

食べる機能を維持するために

やっぱり食べる機能はすごいものです。

でも、他の機能と比較すると、なメンテナンスが難しい部分があります。

まず、噛むための歯です。

8020運動などがあります。

これは80歳でも自分の歯を20本残そうという取り組みですが、日本人は仕事が忙しいせいか、歯医者に定期的に通う人が少ないので、痛くなってからようやく歯医者に行くという形が多いのが実情です。

虫歯の歯痛はすでに虫歯が神経にまで進行しているということなので、治療は長期間に渡り、神経を抜くことが多く、自分の歯をほとんど残せないという状況になります。

そして虫歯は無くても歯周病はある、という事にも気を付けたいところです。

口臭や歯茎の状態悪化など、口腔内の環境を悪くしてしまうので、注意が必要です。

予防法

とにもかくにも食後の歯磨きとなります。

歯間ブラシもしたいところです。

結局は食べたカスから細菌が増えることで、口臭を始めとした歯周病、虫歯の原因となるので、早めにこういった原因を取り除きたいところです。

そうはいっても昼間は仕事で歯を磨く時間はない、というのは僕も同じで、そのため、口腔洗浄液を利用しています。

その分朝と夜はしっかりブラシして、歯間はフロスでケアしています。

生まれて初めて歯間ブラシをした時の衝撃は忘れられません・・・

まだやったことの無い方は是非一度お試しください。

奥歯をケアした後の口の中に広がる臭い、ブラシをした後でも出てくる食べカス

今までやってこなかったことを後悔すること請け合いです。

そして日本人の30代、まさに働き盛りの年代は実に8割の人が歯周病を抱えていると言われています・・・・

僕は半年に1回定期歯医者に通院して、虫歯の有無などチェックしてもらいますが、それでも歯垢などは結構溜まってしまい、ガリガリと取ってもらうことになります。

1回虫歯が見つかったこともありましたが、ごく初期で、その場でさっと治してもらいました。

痛くなってからだと何回も通わなければいけないし、歯も相当削ることになりますし、お金もかかるので、定期的に歯科に通う事は是非おススメしたいと思います。

最近は無痛治療なんていうのもあるみたいですが、子供には1回痛い治療を受けてみるなんて経験も良いんじゃないかと思います。

うちの子は残念(?)ながら虫歯になる気配ないんですが・・・定期通院してるからか。

こういった細かいケアが必要であるというのも、口腔機能と他の機能との違いかもしれません。

そして最近は硬くて食べにくいものが少なくなっています。

おせんべいとスルメくらいでしょうか?

そうなると子供はあまり食べる機会無いですよね。

近年の小顔ブームの理由としては、硬い物を食べない→噛む力が必要ない→顔の筋肉が少なくなる→顔が小さくなるという流れもあります。

実際はアゴが小さくなるというところなんですけどね。

このように考えていくと、実は噛む、食べるという機能と行動については今後も少しずつ変化してくものなのかもしれません。

食品を軟らかくする技術が発展することで、力強く噛む必要が無くなったので、機能的に不要になる。

このような環境に適応する部分がたくさん出てくるのではないでしょうか。

食べる機能を大切にしていきましょう。