座り仕事は体に悪いと言われる理由について
座り仕事は体に悪い?
座り仕事の人はそうでない人に比べて○○ではない
という言葉は様々な研究報告などから見受けられます。
その理由として分かりやすいところとしては
①立っているよりも消費されるカロリーが少ない
②足への刺激が加わらない
この2点ではないかと思います。
座り仕事が体に悪い理由1:①消費されるカロリーが少ない
これは当然のことではあるのですが、1日8時間労働で、立つことがメインになる仕事と座り仕事を比較すると、それだけで300㎉くらいの違いがあります。
もちろんこの数字は実際の活動量や対象となる方の体重で異なるので一概には言えない部分もありますが、これだけでもごはんをお茶碗に1~1.5杯くらいの違いにはなります。
たったそれだけなら問題ないのでは?
と思われるかもしれませんが、チリも積もればなんとやらで
10日で3000㎉・・・・
成人男性1日分の必要なエネルギーを軽く上回ります。
更に歩く時間の多い営業の方などは消費カロリーも多くなります。
座り仕事の方で運動習慣がないと、筋肉も落ちていくので、基礎代謝も下がり、更に消費カロリーが少なくなっていくという負のスパイラルもあったりします。
この部分に着目した研究としては、生活習慣病や肥満といった、運動量の少なさから太ってしまうことで、それが何らかの疾病に繋がりやすい・・・という結果になる物が多く見られます。
肥満が何らかの病気の原因になる
肥満の原因として何があるか・・・という具合です。
これからさらにパソコンで行うすわり仕事は種類を増やしていくでしょうから、人類として少し考えないといけない課題となりつつある気がします。
座り仕事が体に悪い理由2:足への刺激が少ない
立つことで人間は自分の体を足で支えなければいけません。
座っている時は椅子に体重を預けてしまいます。
筋肉を強くするという意味で、立つこと・歩くことは非常に重要ですが、同じように骨を強くするためにも、骨に振動を与えなければいけないので、しっかりと歩くことは重要です。
このため、車いす生活になると、適切な刺激が足に加わらないため、骨粗しょう症になりやすくなります。
そして人間の足、特にふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」とも言われていて、足まで下りてきた血液をポンプの働きで再び上に戻します。
同じ姿勢でふくらはぎの筋肉が固くなると、この働きも鈍くなってしまいます。
全身の血流が悪くなることが健康にんなんらかの影響を与えるという内容の報告もすくなくありません。
座り仕事が健康に与える影響 まとめ
簡単に言ってしまえば運動不足を起因とした、様々な疾病に対する影響、ということになるのですが、それに一歩踏み込むとこういった
どうして運動不足になるのか?
という点に焦点を当てて統計などを取ったものが出てきます。
そしてそれらは概ね、昔はそういったことが少なくて、最近目立つ何かに向けられることが多いものです。
今回のこういった「座り仕事」もパソコンの普及と共に増えてきた一つの現象です。
そのため、必要以上にスポットが当たりすぎているという印象もありますが、だらこそ
現代人は体を動かす習慣を持つ必要があるなど、自己防衛の方法が見えてくる部分もあります。
こういった情報を心にとめて、自分の生活を振り返る余裕は持っていたいですね。