砂糖はエネルギー源となるもので
甘くて・・
砂糖と言えばそういったイメージくらいでしょうか
ところがこの砂糖を取り巻く環境が一気に変わってきています。
砂糖による血糖値の乱高下は感情のコントロールを乱すことから
現代の「キレやすい子供の原因」と主犯格とされるようになったり。
血糖スパイクという現象を引き起こしたりします。
何が悪いかを羅列しようと思うとキリがないです。
砂糖
もしくは砂糖の害
で検索してもらうと
色々な砂糖の害が出てきます。
その数は本当に多くて、びっくりします。
WHO(世界保健機構)は
2002年に1日に摂取するエネルギーのうち10%程未満の砂糖摂取を認めて(推奨して)いました。
これだと
2000キロカロリーのエネルギー摂取量が
目安の人だと200キロカロリーとなり、糖質は1gあたり4キロカロリーなので
50gくらいしか摂取できないということになります。
男性だともうちょっと多め、女性だと50gだと運動しないと少し
多い感じですね。
ところが、WHOはこれを半分にまで引き下げる見解を発表しました。
いきなり半分とは!
やはり肥満や糖尿病の原因になるという見解でした。
1日25gの砂糖と言われてもピンときませんね・・・
500mlの炭酸系ジュース(砂糖を使用したもの)は基本的に1本で場外ホームランです。
なんというかお菓子類も軒並み難しくなってきます。
そして以前なら洋菓子よりは油の少ない和菓子が良いと言っていましたが、
そんなことも言えなくなってきます。
2020年あたりを目途に日本の食事摂取基準にも項目化されて砂糖の量の見える化が進む方向で検討されています。
健康のためとはいえ、遵守することはかなり難しいと言えるでしょう。
日本人が本当にここまで砂糖の摂取を抑える必要があるかどうかは個人的には議論の余地はあると考えていますが。
ここで科学的に分かってきている一例を
てんかん発作のひどい人が
数日の絶食を余儀なくされた際に症状が緩和されることから何か食事から摂取されるものがてんかんとの関連があると判断され色々と制限をしたところ・・・
糖質(ここでは砂糖限定ではありませんが)をカットした食事で効果を
挙げたことから、その後研究が進み
低糖質の食事が正式にてんかん食として認められるようになっています。
根拠のあるものだけでもそれなりにあるので、砂糖の摂り方については確かに一考する必要があると思います。
特に現代の食品お菓子や加工品など裏の成分表示を見ると
砂糖
という文字が大体入っています。
恐らく少し気を付けるくらいでちょうど良いと思いますので今のうちから少しずつ砂糖を控える習慣をつけても良さそうですね。
ちなみに人工甘味料があるじゃないか、という話もありますが、人工甘味料にも問題点があります。
それはまたの機会に。