ストレスとは何か? どうしてストレスが体に悪い影響があるのか

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ストレス

ストレスとはそもそも何か

現代人の健康的・精神的な面での天敵と言われるストレスですが、その実態は一体どんなものでしょう?

ストレス、ストレスと言葉は知っているものの、見えないものなので分かりにくいものを少し考えていきましょう。

ストレスの定義

これはそもそもの定義などが複数あり、やはり捉えにくい面があります。

ざっくり僕なりにまとめると

・プレッシャーのことを表す

・苦痛や苦悩

・医学的には警告反応

・精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染など刺激によって起る反応

・必要な物が欠如する(した)状態

これらの影響でホメオスタシスが保てない。

本来保つべき体や精神の恒常性が崩れることによって様々なバランスが崩れることで悪影響が出てきます。

最近盛んに言われるストレスは精神的な部分の物が多くありますが、こういったストレスも本来は負担・苦痛を感じる事で、そのストレス源から逃げる・回避することに役立つ防衛本能なのですが、仕事や人間関係など、最近は逃げにくいものが案外多くてそのままストレスに押し潰されてしまうのが根本的な所になると思います。

ストレスによって起こる反応

では、ストレスによってどのような影響が体に出るのでしょうか?

ホルモンのバランスが崩れる

様々なホルモンに影響を与えます。

それによって過剰に分泌されるホルモンなどの影響を体が受けます。

特に副腎皮質ホルモンとの関連性が強く、過剰になることで、血圧や免疫反応に影響を与え、特に過剰に分泌された場合には脳の海馬が収縮することとも関連するため、うつやPTSD時の特徴として海馬の収縮が挙げられます。

ストレスは人によって異なる

例えば性格や考え方によって、そもそもストレスとして受け止めるかどうかが異なります。

仕事をミスして誰かに注意された時に

①そのポイントを修正すれば自分はもっと向上できる、と考える人

②怒られてしまった、と落ち込む人

僕は完全に②なのですが・・・

①の人はそもそもストレスにすら感じていない、②はストレス以外の何物でもないという具合に大きく異なります。

肉体的な刺激にしても同様です。

寒い日に寒さに強い人と弱い人ではその刺激に対して不快に思う度合は大きく異なります。

そのため、あまり物事を平均値で捉えても意味をなさない部分があるのがストレス対処の難しさの一面となっています。

ストレス解消

3Rと言われるものが基本になります。

3R Rest(休憩)

Relaxation(リラクゼーション)

Recreation(レクリエーション)

ヨガや瞑想などが盛んに取り上げられるのは、この3つの要素を兼ね備えているという面が大きいと思います。

僕個人は、とにかくストレスを感じたら9時間寝る、という行為を行うと、肉体的にも精神的にもある程度立て直せるので、重視しています。

これは主にRestにあたる部分ですね。

本来はストレスの原因について根本的な解決ができる事が大切ですが、なかなか環境的な部分や人間関係など解決自体は容易ではないものが多いのが悩みどころです。

ストレスのまとめ

ストレスの恐ろしいことは、ストレスによって疲弊したり、精神的に追い込まれると、防衛本能に従って逃げるという行動がとれなくなる点と、自覚できないうちにストレスは溜まっているという点です。

本来仕事で人間関係に行き詰ったら仕事を変えるという選択肢もあります。

近所づきあいが困難になったら引越。

どちらも簡単ではないのでみんなストレスに悩むのですが、いよいよ自分を追い込んでしまうくらいになった場合には、思い切って逃げてしまうことは重要だと思います。

でも、疲弊して、精神的に追い込まれると、こういった逃げる選択肢がある事、まっすぐ進まなくても横道があることが見えなくなっていきます。

回りの人が気が付く、ということも非常に大切だと思います。

そして自覚しないままに溜まっているものもストレスの怖い点です。

僕が以前勤めてた職場を退職した際には、栄養士として働くジャンルを変えてみたくて辞めたので、ストレスがどうこうは特に理由にも考えていなかったのですが。

いざ辞めて1ヶ月くらい経過すると、急に視界が広くて明るくなりました。

そうなって初めて、自分が自覚ないままにストレスで視野が狭くなっていた状態だと気が付きました。

それからは適当に生きています(笑)

ストレスとの付き合い方というのは、今後も継続する人類の悩みだと思います。

特効薬もない問題なので、地道に解消していけるようにしましょう。

大事なのは自分の健康です。