炭酸ジュースやスナック菓子が体に悪いと言われるわけ
僕も小さい頃に良く耳にしたのですが
「炭酸ジュースとスナック菓子は体に悪いからあんまり食べてはいけない」
という話があります。
でも、スーパーやコンビニではあんなにたくさん販売されています。
これを買うなというのは子供にとって非常に酷な話です・・・
今回はどうしてこのように健康に対し目の敵にされてしまうのかをまとめていきます
炭酸ジュースが体に悪いと言われる理由
炭酸そのものが体に悪いわけではありません。
問題点としては、商品にもよりますが
・砂糖がかなり大量に含まれている
・コーラ系はカラメル色素を使用している
・その他色ものは着色料を使用していた
・人工甘味料を使用しているものも多い
・最近では果糖ぶどう糖溶液の安全性に不安が残る
こういった部分に対しての様々な知識が混ざったり、人づてに変化して体に悪いと言われるようになったのだと思います。
実際に
人工甘味料を使用していない商品についてはかなりの砂糖が入っていて、ちょっと前までの栄養士あるあるとして、「このジュースには角砂糖が○○個分入っています」と、ジュースと角砂糖を並べると角砂糖を積むくらい入ることから、見た目のインパクトもあり、栄養教育に頻回に使用される方法でした。
最近の子供は「角砂糖って何?」という感じなので、見せてもインパクト少ないので、この方法もいずれなくなるかもしれませんが。
カラメル色素については、飲み続けても健康被害はないと、いくつかのコーラ製造会社が発表していますが、製造方法によっては・・・という不安が昔はあったので、結構騒がれていました。
最近はすっかり落ち着いたように思います。
カラメル色素以外の着色料についても昔は危険なものも使用されていたので、騒がれました。
こちらも落ち着いたのではないでしょうか、そもそも昔ほど毒々しい色をした商品自体が需要がないという背景もある気がしますが。
人工甘味料についてはいまだにグレーな部分が残っています。
アスパルテームについてはアメリカでも使用に賛否があり、日本でも使用されている商品が減ってはいますが、まだ使用しているものが販売されています。
他の人工甘味料についても長期的・複合的な使用での安全性を人体実験はできないので、その時代を生きている僕たち自体が被験者と言えるかもしれません。
果糖ぶどう糖溶液はその原料について疑問があります。
遺伝子組み換えのトウモロコシなどが使用されているケースがアメリカではあります。
安価であることから、最近は砂糖よりも多く使用されていますが、今後果糖ぶどう糖溶液の扱いがどうなるかは個人的に注目している部分です。
ただし、最近はこういった問題が炭酸ジュースから飲み物全般に広がってきているところがあるので、注意が必要です。
スナック菓子が体に悪いと言われるわけ
最大の問題は栄養がなく、高カロリーである点です。
これはジャンクフードにも言えることですが、カロリーの割に栄養的な価値が低く、お腹が一杯になって食事が食べられないという状態を避けるために、各家庭の親御さんは頭を悩ませていることでしょう。
太りやすい
いも類やトウモロコシなどの炭水化物を油で揚げているため、究極の太る方程式である
炭水化物+脂質のコンボが単品で成立してしまいます。
炭水化物の摂取は余分なインスリンを分泌します。
このインスリンは過剰なエネルギーを脂肪として蓄える働きがあります。
スナック菓子は総じてカロリーも高いので、非常に効果的に太ることができる商品です。
塩分が多い
美味しくするために塩分が多く使用されています。
喉が渇きやすくなる、人によっては高血圧になり易くなるというデメリットがあります。
ここで、喉が渇いて甘いジュースを飲んだ場合にはさらにカロリーが過剰になります。
アメリカ人に多い ジャンクフード+コーラ=肥満の方程式が完成します。
リンの過剰摂取が起こる
スナック菓子に多く含まれるリンは多く摂取するとカルシウムと共に排出されるため、体の中のカルシウム不足を引き起こる可能性があります。
炭酸ジュースとスナック菓子が体に悪い理由 まとめ
炭酸ジュースもスナック菓子も栄養的な価値が低く、特にたんぱく質が少ないため、食事をきちんと摂取していない場合、たんぱく質や様々な栄養素が欠如してしまい。
それらを補おうとすると、カロリーオーバーになりやすいなど、カロリーと栄養素のバランスを取りにくいことが根本的な問題になります。
これらはもちろんスナック菓子や炭酸ジュースだけに限ったものではありません。
嗜好品のほとんどがこの条件に当てはまります。
お菓子類・ジュース類はほとんどたんぱく質やビタミン、ミネラルを含みません。(ジュースはたまに健康志向のものもありますが、それが体に良いかと言われると・・・)
もちろん食べること自体が悪いわけではなく、楽しみとして取り入れるくらいは大丈夫ですが、食べ過ぎによるカロリーオーバーと、食事に影響することで必要である栄養の摂取に妨げにならない程度に気を付けてバランスを取りましょう。