間食自体が太る原因というわけでもない
間食というと、ダイエットの敵であったり、我慢できずに食べる感覚であったりと
「悪いもの」
という印象になっています。
そんな間食も、食事と食事の間の栄養摂取として正しく利用することができれば、良い効果を得る事もできます。
間食のイメージ
間食というと
3時のおやつ
お菓子を食べる
小粋なひと時
こんな印象があり。
間食は太る
という結論に帰結しがちです。
今回は敢えてデメリットはなるべく見ないようにして、間食をすることのメリットについて書いていこうと思います。
そもそも間食とは
毎日の規則的な食事の間に摂る補助的な食事(軽食)である。
とwikipediaに書かれています。
食事の間に食べる事がすべて間食扱いで良いのであれば、間食の良いところはかなり広がります。
間食のメリット
①エネルギーを摂取できる
②お菓子ではなく、肉類などを摂取することで、栄養素も追加で摂取できる
③1回の食事であまり量を食べられない人でも間食として、食事に準じた内容を摂取することで、充分な①と②が補給できる
大きく分けるとこういった部分になるでしょうか
間食のメリット1:エネルギーを摂取できる
痩せていることがリスクになる場合には、食事の回数を増やすことで、摂取するカロリーを増やすことに利用できます。
この場合、内容は食事に準じたものが理想ですが、体重増加だけで良ければ甘いもの等を加えても良いところです。
間食のメリット2:肉類などの摂取で、栄養素も追加で摂取
こちらは栄養の補給を目的とした補食としての役割です。
僕は食間に血中のアミノ酸を下げない目的でプロテインを飲んでいますが、これも間食と言えるでしょう。
そして一回の食事では十分な量を食べられない場合については、こういった補食は非常に重要です。
職場に胃ガンになって、胃を半分切除した人がいますが、やはり3食の食事時間だけでは量を食べる事は辛い様子で、途中でおにぎりなど持参して食べています。
他にも消化器系の疾患では、病院でも間食を提供して1日の摂取量を合わせていることが多いです。
間食のメリット3:1回の食事量があまり食べられない人が食事に準じた内容の間食をすることで、充分な①と②が補給できる
③は①と②についてまとめた感じですが、補足として1点
食事を分ける事で、血糖値が急上昇することを防ぐという事もできます。
本来1回で食べる予定だった糖質を2回に分ける事で、血糖値の上昇の最大値は抑えることができます。
血糖値のコントロールでは低くなり過ぎるタイミングと高くなり過ぎるタイミングをなるべく減らす事も重要です。
高くなり過ぎた血糖値を下げるためにインスリンが大量に投下(分泌)されるためで、これはその後の血糖値の下がり過ぎを招いたり、将来的にはインスリンの分泌量が下がること等への懸念があるためです。
そういった点からも、血糖値コントロールの方法のひとつとしても採用の価値があるといえます。
血糖値はなるべく平たんに。
その他間食の応用と可能性
栄養補給としては申し分ないといっても、「食事と食事の間もお腹は空かないよ・・」という方もいます。
何が不足しているかによりますが、まずは牛乳1杯からスタートしてみたり、スムージーという形で、食べる事への負担感を持たずに済む「飲む」という形から始めるのも良いと思います。
最近のスムージーは栄養素も様々含まれるものが多く、マルチビタミン的な部分もケアできています。
色々な方法が思い浮かびますね。
後はゼリー飲料なんかも手軽で胃腸への負担は少な目です。
これにサプリメントを合わせたりするのが、効果的に(手っ取り早く)カロリーと栄養素を補給できる方法ですね。
どんどん医療的な方法に流れてしまいそうなので、一般的な方法に収まるこの辺りでこの話題は一区切りしておきます。
間食のメリットについて まとめ
間食が余分なエネルギー摂取なのか、必要なエネルギーを補うのかというのが、有効か否かの分かれ道だと思います。
その日の夕方から運動する予定があるから、午前中のうちに間食として糖質を多く摂取しておこう。
こういうイメージであればその有効性を考慮して取り入れることができていると思いますが、「なんとなく必要そうだから」くらいだと、大体特にそのエネルギーは利用されず脂肪に変換される運命であることが多いと思います。
間食という言葉にあまり固執せずに、必要な分を自分の体にとって良いタイミングで食べる営みと考えると、少し分かりやすくなるのではないでしょうか。
間食も良いところがあるという感じが出ていれば良いのですが。