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スムージーなど流動性の高いものは吸収しづらい
僕は以前
自分の職場でミキサー(ペースト)食の方のほとんどが十分な栄養・カロリーを摂取しても痩せてしまうという話を書きました。
どうやら考えられる理由はいくつかあるようですが
その中に
固形でなく、流動性の高いものは消化管に留まる時間が固形で摂取した場合よりも短いので、消化・吸収が不十分になるというものがあり、これは個人的な経験からもかなり一致する感覚がありました。
そして、流動性の高いものは吸収が悪いのであれば、今流行のスムージーにも応用の事が言えるのではないかと思い、少し調べてみました。
スムージーからの栄養摂取は表示の通りにならない
スムージーについては吸収うんぬんの前に、酸化してしまうので、概ね表示の1/3くらいを想定し、あまり期待しない方が良いということです。
そして、朝食をスムージーにした場合には、基本的に胃が空っぽのところに胃に留まる時間の短い流動性の高いスムージーは入ってくるので、吸収も高まりにくいことから、スムージーのパッケージに表示されているだけの栄養分は摂取できていないと考えることが妥当になります。
置き換えダイエットくらいであれば、吸収が低いことはさほど問題になりませんが、健康や美容のために摂取している方は少し注意した方が良いですね。
スムージーからの吸収を高めるには?
では、スムージーからの栄養摂取は期待できないかと言えば、酸化はどうにもなりませんが、吸収を高めることはできます。
それは、まず固形のものをいくらか食べてからスムージーを摂取する方法です。
胃に留まるものを一緒に摂取することで、流動性が高いものも胃に長く留まることができるようになります。
食事と一緒に摂取したり、食後に摂取することで、スムージーの良い所を得ることができます。
栄養摂取が固形物からが一番
上記の食後にスムージーは確かに方法の一つではありますが、結局のところは固形物からきちんと栄養を摂取することが一番ということになります。
計算もしやすいですし。
ただ、もちろんスムージーを利用するメリットもあります、
それは、胃腸が弱い人や、食べた分が栄養になりにくい人です。
スムージーはお腹に溜まりにくいので、食事でとりきれない分を補う目的で摂取するには効果を期待できるものです。
ダイエットでも、満足感を味わえて吸収が低いという面では向いていますが、スムージーで栄養不足という何とも言えない矛盾な状態には気を付ける必要があります。
スムージと栄養摂取 まとめ
今回はスムージーの話を書きましたが
要するに
何か一つに頼り過ぎることは危険という内容でもあります。
頼りにしていたものが、期待ほど成果を上げていなかったら?
実は何の効果もないと証明されたら?
色々な食べ物から栄養を摂取することは
リスクを分配していることにもなります。
こういった点を考えながら、色々な食材から多様な栄養を摂取できるようにしていきましょう。