料理に込める思いやり、食材の大きさと硬さで食べやすさが変わる

スポンサーリンク
包丁とやさい

料理に込める思いやり 大きさと硬さはどうするか

料理は味と見た目だけではなく、様々な思いが込められるものだと思います。

ここでは食材の大きさと硬さについて挙げていこうと思います。

食材の大きさ

八宝菜を作るとします。

白菜は5cmくらいあるけれど、肉は2cmくらい、他の食材も大きさはまちまち

こうなると、口に入れる際などに白菜は大きすぎて入れにくく、小さすぎる食材は、勢いよく食べると、ほとんど噛まずに飲み込んでしまうことがあります。

それぞれの食材の良さを出そうという狙いがある場合もありますが、基本的には大きさはある程度そろえた方が食べやすいです。

特に例に挙げた八宝菜のように、様々な食材が別ではなく、まとまって口に入る場合には、大きさが整うことで、口に入りやすく、食べやすさはグッと高まります。

大きさはどのくらいが良いのか?

これは一概に言えない部分ではありますが、若い男性が食べるのであれば、大きくても問題ないですし、大食いの人なら、ある程度大きい方が喜ぶと思います。

一方で、女性や子供・老人が食べる場合にはあまり大きいと口にすんなり入らないことが考えられるので、大きさはある程度に収めます。

僕の考える基準は、使用するスプーンに収まる大きさが目安です。

普段使用しているスプーンであれば口に入るという事になりますし、そのスプーンに収まる大きさに食材がカットされていれば、口にもしっかり入り、安全性も高いことがその理由です。

色々な年代や状況の方が食べる際には、ある程度、食事機能の低い(弱い)人に合せる必要があります。

大人の男性も小さめにカットした食材は問題なく食べる事ができますが、逆は難しいものです。

相手によって大きさを変えることができる環境であれば問題ありませんが、使い分けられない場合はそのように合わせる事でムセや窒息、誤嚥性肺炎などを防止することができます。

硬さを揃えるか?

これは正直合わせなくて良いと思います。

硬い物自体がすでに食べられない・食べる事が困難である場合には、ソフト食など、硬さも考慮した特別な食事形態か、硬い物を外して提供するという手順を踏んだ方が安全性が高いからです。

というのも、人間は食事を味覚だけではなくて視覚でも認識して食事を行います。

本来硬い食感を持つ食べ物が食べる際には、目から入った情報で経験上その食材がどの程度の硬さかを予測して、噛む力を調節するので、

視覚的に「これは硬いにちがいない」

実際「すごく軟らかい」

だと、むしろ違和感のある食事になる上に、ケガなどにつながる危険性もあるので、個人的には「無理に硬さを揃える必要はない」と考えています。

ただし、これは機能的に難しければ別途対応という事で、全員の食事をそのようにしなくても良いのではないか、というイメージですが。

大きさを整えるという行為は実は切る時に意識するだけなので、非常に簡単な事ですが。これをするだけで食べやすいという印象を持ってもらえることが少なくありません。

その簡単なひと手間を大事な人の為にかけられる。

そんな人が素敵な調理人だと思います。