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スーパーなどで食材を買いすぎない為のポイント
週末のまとめ買いなどでは、ついつい不足を恐れたりして多めに買ってしまい、水曜日くらいから無理矢理に使い切る算段を立てたり、どうしようもなくて賞味期限の切らしてしまったりします。
僕も厨房で働いている手前、食材費とにらめっこする生活を送っていますが、その経験と、家庭での買い物についてはリンクする点がいくつかあります。
それを踏まえて、今回はこうした無駄な食材の購入を減らすためのポイントをいくつか紹介します。
無駄な食材購入を防ぐコツ
では、ここからは無駄な食材購入を減らすためのポイントについていくつか紹介していきます。
簡単なものから、少し手間のかかるものまでありますが、まずは簡単だと思うところから手を付けて、余裕があれば他にも手を回すというのがハードルとしては低めです。
無駄な食材購入防止策1:食後に買い物
これは最も手軽なのでお勧めです。
しかもスーパーは昼食前、夕食前の時間が混み合うので、混雑を避けることもできます。
どうして食後だと買い物をする量が減るのかというと
買い物時に空腹だと、無意識に量など多めに購入してしまいますが、それなりにお腹が膨れていると、冷静に食べ物を見ることができるためです。
満腹の時に「食べ物を見たくない!」と思った経験があると思いますが、そこまで苦しくなくても食欲が増している空腹時と比べれば、食べることについての欲求がセーブされるので、基本的に無駄な買い物は少なくなります。
そして、空腹時にスーパーに行くと、ついつい不要なおやつ類にも手が伸びてしまいますが、こういったし好品についても興味が薄くなるので、思わす買ってしまうという衝動買いを控えることにも一役買ってくれます。
無駄な食材購入防止策2:冷蔵・冷凍庫は常に整理整頓
冷蔵庫の中身はギリギリくらいが良いです。
うちの嫁は、冷蔵庫の中が少ないと不安になってしまうというので多めに買いたがりますが・・
これを繰り返すと、冷蔵庫内の目につきにくい場所に賞味期限切れの食材が忘れ去られるという悲しい出来事が起こります。
買ったものを使い切ることこそが無駄のない買い物の基本です。
買ったのに使わずに捨てられる食材はないに越したことはありません。
最近はスーパーやコンビニお数多くあります。
どうしても足りなければ、ちょっと仕事帰りに買うくらいに意気込みで、週末の買い物は買い過ぎないようにすると、実は足りないことがあまりない、あるいは多少の不足は乾物など、家庭に常備してあるストックでどうにかなってしまうということに気が付くきっかけにもなります。
「いつか使う」=「ずっと使わない」
冷凍庫に食材余りで「いつか使えるはずだ」と大切にしまわれているものはないでしょうか?
心当たりのある方はそれがいつから冷凍庫に入れられているか覚えているでしょうか?
実はこれは給食の現場でも良くあることなのですが、いつか使うはずだと冷凍したものはそのほとんどが使用されずに大掃除の際にゴミとして廃棄されます。
本当に将来的に使えるものであれば「いつか」ではなく「この時に」と明確になっているはずなので、これがはっきりしないということは、それがなくても困らないということになります。
いくら冷凍したといっても冷凍焼けを起こしたりと味の劣化が起こることも少なくないので、余ったので冷蔵するというくらいであれば、次の日くらいに使い切る方が効率的です。
また、冷凍庫内に細かいものがごちゃついてしまうと、何が入っているか分かりにくくなるため、冷凍食品などで、すでに買ってあるものを重複して購入してしまう原因にもなります。
冷凍庫もすっきりと使うことで無駄な買い物を減らしましょう。
実際僕の勤めている法人内の各厨房を回らせてもらうと、冷凍庫に細々としたものがたくさん詰め込まれているところは、食材費の使い方が上手でない傾向があります。
冷蔵庫、冷凍庫は詰め込みすぎると、冷却効率が落ちるので、電気代の消費が増えたり、冷蔵庫が故障しやすくなるリスクを高めたりもします。
簡単に中身が把握できる程度にとどめることが理想的です。
無駄な食材購入防止策3:買うものをあらかじめ決めておく
これは最も手間がかかりますが、一番効果を上げる方法です。
買うものまで行かなくても、ざっくり献立を考えてから必要なものだけを買っていきます。
これの最大のメリットは、買うものを決めているので余計な棚の前で立ち止まらずに済むという点です。
衝動買い防止という面でも最も効果的です。
更に、買うものが決まっているのでスーパーにいる時間を短縮できることも大きなメリットです。
スーパーに子供を連れていくと、暇を持て余すので、お菓子の棚を見に行きます。
すると「あれが欲しい」「これが欲しい」がはじまります。
必要経費と考えてお菓子を購入するのも手ですが、スーパーにいる時間が短く、さらに買うものが決まっていればお菓子の棚の前を通ることすら不要です。
子供がある程度の年齢の場合は買うものが決まっていれば、買い物を手伝ってくれる可能性もあります。
買い物に時間を使うか、事前の準備に時間を使うか、割合の問題、あるいは労力の問題に最終的にはなるかと思いますガ、効果的な方法なので一度試していただきたいところではあります。
無駄な食材購入防止策4:特売品、見切り品に惹かれない
良くある、一見お得なようで損をしているパターンが特売品や見切り品ばかりを買ってなんとかしようというものです。
うちの嫁もそうなのですが・・・・
安いという点だけであれこれ買っていくと、不要なものを購入して使わずに捨てるものお増えます。
なぜならそれらは使うために購入したのではなくて、安いから何かに使えたらラッキーという感覚で購入したものだからです。
こういったものに手を伸ばすよりも、本当に必要なものに絞って買い物をした方が結果的には家計には優しくなる場合が多いです。
安いものを買うことが優れているのではなくて、不要なものを買わないことが優れていると個人的には思っています。
どんなに安くても使わないのであれば買う必要がありませんが、安く売っていると「何かに使えるかも」という感覚でなぜか得をしたように思い、満足できてしまうので注意が必要です。
冷蔵庫の中のあり合わせだけで料理を作ることって案外難しいですよね。
つまりはそういうことです。
必要なものだけを購入するようにしましょう。
無駄な食材購入防止策4:スーパーはあまりハシゴしない
お店を何件も回って価格をリサーチして買い物をする。
一件お得な方法で、実践している方も多いのですが、ここまでの内容を見てもらえば分かると思いますが、目に入る食材が増えるほど余計な買い物をする確率は高くなります。
お店ごとに特売品も異なるのでついついそれらの誘惑に負けてしまうこともあります。
買い物の時間が延びればお菓子も買いたくなったりします。
方法として優れているかというと、個人的には避ける方が良いと考えています。
このハシゴするやり方は、事前の準備は不要ですが、頭脳労働をしない分体力勝負というイメージです。
個人的にはこれをするだけの時間と労力があるのであれば、家で献立をさっくり考えてから買い物をする方が時間的にも手間としても楽だと思います。
何件もスーパーを回って夕方にようやく帰ってきて、帰った頃には夕飯の準備を始めないといけない時間になっているという休日は何とも忙しいものです。
タイムイズマネーという言葉もあります。
休日はお金同様時間も大切に考えたいですね。
無駄な食材購入を防ぐ方法 まとめ
今回紹介したものはごく一部です。
最近は生鮮食料品もネット購入できるので、家から出ないですべてを購入してしまうなんてことも可能でしょう。
これらを上手に生活に取り込むことで、手間や生活費を上手にやりくりできる可能性もあります。
あるいは、外食も安いものは安い時代になったりしているので、自分で調理する以外の方法にも目を向けることで買い物の量はさらに減らすこともできると思います。
こんな方法があるよ!というものがあればコメントなどいただけるとありがたいです。