運動に使用するシューズは価格よりも自分に合うかどうかで選ぶ
運動の道具は以外と軽く見られがちです。
その中でもシューズについてはほとんどの種目で必須の道具でありながらも最初の購入には少しためらう部分があります。
普通の靴でもウォーキングはできますし、そんなに専門的な道具が必要なのかどうか分からないということもあります。
僕はサッカーやフットサルをしていますが、シューズの大切さを痛感しています。
僕がシューズ選びの際に気を付けていること、失敗経験なども踏まえて今回の内容を書いていきます。
運動時のシューズ選び 重要な点
では、実際にシューズはどんなものを選択すればよいのでしょうか?
その種目に合ったシューズ選択
ウォーキングにも専用のものがあるように、それぞれの種目に応じてシューズは開発されています。それぞれの特徴を理解して購入を行う必要があります。
サッカー、ラグビーでもシューズは異なります。
これはそれぞれの競技特性に基づいたものが開発されているからです。
靴のどの部分の強度を強くするか、逆にどこは軽い素材でも大丈夫かなど、細かい点まで考えられています。
ウォーキングであればジョギング用のものやマラソン用のシューズも使えますが、
実はマラソン用と一言で言ってもその種類は非常に多彩です。
まず初心者向けの底の厚いクッション性に優れたもの
これは下半身への負担を少なくしてくれるので、初心者や中級者以上でも練習に使用するケースが多いものです。
一方記録を狙う上級者は靴底の薄い軽いものを使用します。
膝などにかかる負担は大きくなりますが、少しでも軽いシューズを使用するということは長距離を長い時間かけて走る場合にはタイムに影響が小さくないため、選択されますが、初心者が使うとケガの原因になるため推奨されていません。
このように、すごいランナーが履いているから優れているというよりも、用途や目的に合ったものを選択していくことの方が大事になるケースも少なくありません。
さらに最近は反発力の高い素材を靴底に使用することで、靴底のクッション性は高いまま、記録を狙えるシューズも登場してきています。
余りにすごいものになると、大会規定で使用できないレベルになったりするので、道具選択は色々な要素に左右されることが分かってきます。
実際こういった細かい点についてはネットでは基本的な知識しか流れていないですし、最後に重要なのは履いてみた体感なので、実際に店舗で履いてみる・歩いてみるという行動は大切です。
さらにスポーツ用品店であれば、専門知識のあるスタッフもいるので、疑問に思っていることなどを聞いて確認することもできます。
最近はお店で履いてみてネットで安いところを探して買うなんて人も増えてきました。
シューズ選びの注意点
では、ここからは僕がサッカースパイク、フットサルシューズを購入する際に気を付けている点、失敗した経験などを踏まえて書いていきます。
シューズ選びの注意点1:サイズは当てにならない
靴のサイズは想像以上に参考になりません。
普段履きの靴であれば少しサイズ違いでも慣れてしまえば何とかなりますが、スポーツであれば早く走ったり、止まったりという動きも出てきます。
ジョギングだって、まっすぐな道をずっと走るわけではないのでカーブを走ったりします。
こういった場合にサイズが合わない靴を履くと体に余計な負担がかかります。
サイズが小さければ、シューズに強く締め付けられる部分を痛めますし、大きければシューズの中で足が遊んでしまうので滑るような感覚でパフォーマンスが上がりにくかったり、やはりケガのリスクが高まったりします。
運動用だからこそ、日常履きの靴よりも神経質になりたいところです。
そんな大事なサイズですが、メーカーや商品によって案外異なります。
特に日本人の足の甲は横に平たく長い傾向があるため、縦の長さだけでなく、サイズ表記されない横幅こそが大事だということもあります。
ちなみにナイキやアディダスのサッカー、フットサルシューズはかなり横幅がタイトです。
個人的にはデザインがおしゃれで種類も多く展開しているので、購入したいと思う反面、以前きつくて大変だった経験から避けています。
アシックスやミズノは日本のメーカーらしく、日本人に合ったサイズ展開をしています。
そうはいっても、同じナイキやアシックスでもシリーズによってさらにサイズ感が異なります・・
単純にメーカー名だけで判断できないという点も奥深いところです。
やはり店舗で実際に履いてみて、感覚を理解したうえでの購入をお勧めします。
リサイクルショップ(スポーツ系を揃えているBOOKOFFなど)に行くと、スパイクやフットサルシューズが意外に多く陳列されています。
これらの多くは一度使用したけど合わなかったということが多く、新品同様の状態のまま並んでいます。
こういった面からもシューズを適当に選ばない方が良いということが分かります。
※もしも大きめのシューズを購入してしまった場合にはインソールを購入して合わせるという方法もあります。
インソールは高機能・多機能のものから100均で購入できるものまであるので、あきらめる前に試してみることも良いと思います。
あらかじめワンサイズ大きいシューズを購入して、気に入りのインソールを入れるという方もいます。
シューズ選びの注意点2:靴底と地面のフィット感も大事
靴と足のサイズ感について書いてきましたが、靴底と地面のフィット感もさらに重要です。
せっかく足にピッタリくるシューズが見つかっても、地面に対して滑る感覚などを持ってしまうと恐怖感から力を入れて走ったりすることができません。
滑るかもしれない・止まらないかもしれないという感覚は運動をするうえで非常にストレスです。
僕はこの部分を最重要視しています。
サイズ違いはある程度我慢や慣れで誤魔化せますが、靴と床の摩擦については自身ではどうしようもないためです。
特に室内競技では滑る感覚は恐怖そのものであり、ケガ防止の観点からも避けたいところです。
逆にシューズの取り換え時として、滑る感覚は一つの目安になります。
シューズ選びの注意点3:自分に合うものを見つけたらむやみに変えない
僕個人の経験として、
若いころはデザイン重視で、どんどん違うメーカーのシューズに履き替えていましたが、フットサル(室内用)については数年前に出会ったヒュンメルのガッテスコ、アピカーレシリーズに絞って購入しています。
それぞれ新商品が出ても靴底の形状を見れば何センチのものを購入すればよいのかすでに分かっていますし、履き慣れるまでの時間もほとんどかかりません。
金銭的な面でも、買うものが決まっているので新商品が登場するセールの時期に型落ちになるものを数足ストックするという効率的な購入もできるのでお勧めです。
運動や競技を始めたばかりのうちはもっと良いもの探すことにチャレンジしても良いですが、ある程度経験を重ねて分ってくる部分が出てきたら、「これ!」というものに固定することもメリットが大きいです。
同じシリーズでも進化はしていくので、時代に取り残されることはありませんし、取り残されるようなものだとシリーズが途絶えます(悲しいですが)
僕が2つのシリーズを使用しているのも、どちらかが更新されなくなっても困らないようにです。
ストックも2足してあるのでしばらくは大丈夫でしょう。
シューズ選び まとめ
はっきりと「これが良い!」と商品名を出して断言しない理由としては、個人差や好みが大きいジャンルであるためです。
僕は止まるいる状態から止まる時には「キュッ」と止まるシューズが好みですが、あまり急激に止まると膝への負担が大きそうで嫌だと、あえて少し滑るくらいのシューズを選ぶ人もいます。
それぞれの競技のプレースタイルによってもどんなものを選ぶかは変わってきます。
こういった背景から、ジョギングやウォーキングをしている人の足元は非常にバラエティに富んでいますし、それを楽しむということもできます。
せっかくなので運動しやすいものを、その上で好みに合ったものを探すというショッピングも運動の楽しみに付随ずる一つの要素なので、存分に楽しみつつ、安全に運動することにつながればと思います。