貝類でもたんぱく質は摂取できる

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牡蠣

貝類の栄養について

貝類は体に良い成分を含むだけでなく、単純に食べても美味しい食材として日本人の食生活に昔から取り入れられています。

今回はそんな貝類の栄養について書いていきます。

 

ビタミンやミネラルを含むのは小さめの貝類

ビタミンやミネラル補給を目的とするならアサリ、シジミなどの小さめの貝類がおすすめです。

後述する大きめの貝にも同様の栄養は含まれますが、小さめの貝類の方が価格的に安価で購入することができるので家計に優しいというのがそのリ理由です。

 

これらの貝類はビタミンB群の他、亜鉛やタウリン、鉄分の補給源として便利です。

 

タウリンはアミノ酸の一種 

ちなみにタウリンとは栄養ドリンクのコマーシャルなどでよく耳にする成分ですが、その正体はアミノ酸の一種で、食べ物中にも含まれています。

 

タウリンには体の機能を一定に保つ(戻す)働きなどがあるため注目されています。

こういった部分から疲労回復を目的としたものにはタウリン○○mg配合と書かれていたり、二日酔い対策の商品にシジミ汁がうんぬんと書いてある商品販売されています。

 

汁物はおススメ 

アサリやシジミは汁物に使用されることが多いですが、その理由として貝類からは良い出汁が出るので、汁物が美味しくなるという点と、タウリン、ビタミンB群、カリウムなどは水に溶けるので、汁物を飲むことで、汁中に流れ込んだこれら成分も一緒に摂取できるため、という味と栄養の両面からお得になるからです。

 

大きめの貝からはたんぱく質も摂取できる

大きめの貝にはどんなものがあるのかというと

カキ・アワビ・ホタテ・サザエなどがあります。

 

カキには有名な二つ名である海のミルクというものがあります。

これはカキの身が乳白色と牛乳を思わせる色であることと、牛乳のように高栄養であるという2つの共通点から、こういった二つ名がつけられています。

大豆が畑の肉と言われるのと似た感覚です。

 

このように大きめの貝類には小さめの貝類同様のビタミン摂取なども行いつつ、たんぱく質などの直接体を構成する成分の補給にも活躍するというメリットがあります。

肉が苦手という場合にはたんぱく質の摂取減として豆類や魚介類が推奨されますが、この魚介類の括りの中に貝類も入ってくるという感じです。

 

食べ方に注意

小さい貝類の項目に書きましたが、タウリンやカリウム、ビタミンB群など、貝類に含まれる栄養には水溶性と言われる、水煮溶ける成分が多くなっています。

これらの栄養をしっかりと摂取したい場合には調理方法等にも注意を払う必要があります。

 

  • 鍋や汁物であれば、きちんと汁まで摂取する
  • 酒蒸しやバター炒めなどでも、出た水分は摂取できると良い
  • 網焼きなどは栄養的には少し失っている

こういった点に気を付けつつ、でも、栄養ばかり気にすると堅苦しくなってしまうこともあるので、美味しさも楽しみつつと上手くバランスを取って貝類を摂取していきましょう。