冷凍食品は栄養価が低い?
冷凍食品は例えば同じ野菜の場合、生のものよりも栄養的に劣ってしまうような印象を持ちます。
恐らく冷凍という工程を経ていることから、長持ちして便利な反面、何らかのデメリットがあるのではないかなど無意識で考えているのかもしれません。
そんな冷凍食品ですすが、結論から言うと
問題になるような栄養の損失はまずない
と言い切って良くなってきました。
この理由としては
- そもそも昔言われていた栄養価の損失に確たる理由がない
- 冷凍技術が進み、急速な冷凍を行うことができるようになった
この2点によるところが大きくなっています。
特に冷凍技術の進歩により肉・魚類はドリップが減るなど、見た目にも効果的になっています。(ドリップが多いと購入意欲が削がれてしまいます)
このドリップ中には若干ではありますが栄養も含まれるので、栄養の損失を減らすという面でも冷凍技術の向上は効果の得られるものとなっています。
生鮮と冷凍、実際の成分の違い
では、実際に栄養成分が生のものと冷凍のもので全く同じかというと、一部を除いては少し栄養が減少している傾向があります。
調理済みのレンジでチンして食べるものはその傾向が強いですが、この原因は、加熱調理をすでに一度行っている為です。
加熱調理をすると熱に弱いビタミンなどは壊れてしまうので、これは通常の調理でも同じことが起こりますから、冷凍による損失とは言えません。
これと同様に、多くの冷凍食品は一度軽い加熱をされているものが多く、その際の利用の損失が数字上出てきてしまいます。
豆類などは加熱しないまま冷凍されているものもあります。
こういった食品については栄養の損失がほぼ見られないので、冷凍したことが原因となる栄養の損失は気にする必要はないと言えると思います。
まとめ
冷凍そのものによる栄養の損失は少ない
- 一度加熱されたものは加熱時の損失が含まれる
- 冷凍技術はどんどん進化している
- 今回の内容はこんな感じになります。
冷凍食品は生鮮のものよりも価格が安定しているなどのメリットが多く、厨房ではかなりお世話になっているものですから、今後も進化していくのは楽しみで仕方がありません。