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ラーメンが健康に悪いと言われる理由
日本人はラーメン大好きという印象がありますが、その一方でラーメンは体に悪いので避けているという方もいます。
今回はこのラーメン=健康的ではないという構図について考えていきます。
ラーメンが体に悪いそれぞれの理由
ラーメンがどうして体に悪いと言われるのか、簡単に分類すると以下のようになります。
- スープに含まれる脂質
- スープに含まれる大量の塩分や化学調味料
- 麺は糖質の塊
これらについて簡単に解説していきます。
スープに含まれる脂質
ラーメンスープには豚骨や鶏ガラなどから出た脂が多く含まれます。
これが美味しさの素となるわけですが、ラーメンのカロリーを上げ、血管系のトラブルの原因になります。
最近ではこれらに配慮して魚介系のスープを作る店も増えていますが、それらでも完全に脂の含まれないスープはほとんどないでしょう、多少豚骨やと鶏ガラ等の動物性のものを使用していると思います。
実際に脂質の入らないスープになるとうどんやそばの汁のような感じになります。
これがうどんやそばよりもラーメンが体に悪いと扱われる理由の一つです。
ラーメン店によっては豚の背脂が浮かんでいて、それをウリにしているこってりラーメンもあるので、ダメというわけではありませんが、ある程度期間を開けて食べることが望ましいでしょう。
ラーメンに含まれる大量の塩分や化学調味料
ラーメンスープは麺自体にあまり味がないので、ある程度しっかりとした味がなければ美味しくなりません。
このため、スープには塩分や旨みがしっかりと入っていなければいけないので、塩分あ強くなってしまう傾向があります。
ただ、この塩分についてはうどんやそばのスープにも同様の課題があるので、ラーメン特融とは言い切れない面もあります。
一方でうどんやそばは美味しい店では鰹節や昆布でだしを取ってそこに旨みがある一方で、ラーメン店では化学調味料を使う傾向が高めです。
ここまでの理由から、本来はラーメンのスープは飲まないで欲しいところではありますが、作っている方はスープに命を懸けている面もあるので、みんなが完全にスープを残すようになるのも少し違う気がしてしまいます。
ちなみに塩分の過剰な摂取は高血圧などの原因になります。
寒い地方で、塩分の強い漬物を多く食べる所では、他に地域に比べて平均寿命が短い傾向がる事なども報告されているので、注意したいところではあります。
麺は糖質の塊
麺は小麦粉を主な材料として作られています。
ラーメンのカロリーの多くは麺によるものです。
そして、麺の糖質とスープの脂質という糖+脂の太りやすくなるゴールデンコンビが組み合わさることで「ラーメンが太りやすい」と言われる真の姿を現すことになります。
実際、麺類はすべて小麦粉メインですが、ラーメンだけが悪く言われる理由として、脂質との組み合わせという部分があります。
スパゲッティでも、乳脂肪の多いクリームソース系のものは同様に食べすぎ注意です。
糖質と脂質の組み合わせは美味しい
ちなみに糖と脂質は味としての相性は抜群です。
スパゲッティカルボナーラが美味しいのはもちろんのこと
ケーキを始めとした洋菓子の多くは小麦粉・砂糖という糖質+牛乳やチーズ、生クリームという脂質との組み合わせによって人気となっています。
体に良くないものほど美味しいとは皮肉なものです・・
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ラーメンと健康の話
ラーメンはそのものが体に悪いという面よりも、組合せとして食べるものについても色々言われます。
ラーメン、チャーハン定食
主食+主食で糖分マシマシ
味も濃いもの同士
体に悪いと分かっていてもついつい頼んでしまう魔性の組み合わせ
から揚げセット
こちらは脂質マシマシになる組み合わせ
脂質は腹持ちも良く、肉はラーメンにはやや不足しがちな満足感を得られるので、若い人に人気の組み合わせです。
飲み会アフターラーメン
そして、最も人を後悔させる組合せとして
飲み会後のラーメンがあります。
飲み会でお酒が入って鈍くなった舌にガツンと来る濃い味を求めて、夜のラーメン屋には多くの人が訪れます。
飲み屋で十分に飲み食いしているので、そのまま帰れば良いのについつい足が向かってしまう・・・
単純に食べすぎですし、アレコレ摂りすぎになります。
次の日には胃がもたれたりして二日酔い同様の後悔をすることも多々あります。
僕も経験していますが、この手の後悔はどうして次回以降に行かされないのか?
次回は気を付けてもある期間が開くと忘れてしまうのは何故なのか?
人体の謎と言えるかもしれません。
まとめ
ラーメンと健康について書いてしまったので、ラーメンの悪口っぽくなってしまいましたが、僕は若い頃は毎週末ラーメン食べ歩きしていたくらいには好きです。
さすがに結婚後はそこまで自由ではないし、ラーメン屋を回れるような胃腸の元気もないですが・・・・
要するにラーメンとどのように付き合っていくかが重要なので
- 毎日食べないようにする
- ラーメンを食べた日は他の食事で塩分や脂質に気を付ける
- 野菜を積極的に食べる
こういった点を考慮しながら付き合うことができれば良いと思います。
健康の為に一生ラーメンが食べられない、というのではつまらないですからね。