プラセボ効果とは
プラセボ効果、プラシーボ効果など色々と呼ばれますが(ここではプラセボで統一)
これは一体どんな意味でしょうか?
僕なりの言葉で表すと
効果があると思い込むことで、実際に効果が出た気になること(実際に効果が上がる事)
あれ? 分かりにくくなってしまいました・・・
要するに
風邪をひいた人に「風邪薬だよ」と言って小麦粉を粉薬っぽく飲ませて、
実際に体調が良くなってしまう事、あるいは体調が良くなったように感じる事。
こっちの方が分かりやすいですかね。
プラセボは思い込みの力
精神的な部分で、体調が変わる事が人間には良くあります。
薬の効果を実証する研究や実験で、
実際に効果があると考えられるAと、全く効果が出ないBを飲んだ集団を比較することで、
実際の効果を明らかにする方法がありますが、このBを飲んで効果を上げるとプラセボです。
プラセボは当然のことながら有効な成分を含んでいる訳ではないので、
みんなに効くわけではない、
というかほとんどの人に効果は表れない(現れたら何かしら有効な成分が含まれていると考えられる)ので、もちろん薬の代わりにはなりません。
説明をすればするほど分かりにくくなっている気がしてきましたが、
薬以外でもプラセボは見られる
このプラセボ効果
色々な所で見られます。
最近ではヨーロッパのプロサッカー監督であるグアルディオラが
「通常練習の終わった後の居残り練習で得られる満足感はプラセボである」
と、必要な練習が行われていれば、その後の練習はあまり意味がない上に、疲労の蓄積、ケガリスクの向上と精神衛生的には良くても肉体的にはメリットが無いという旨の発言をして、多くの指導者からの賛同を浴びていました。
このように、精神的な安定を得るための行為、あるいは本人が効果的だと思い込む行動そのものをプラセボという言葉で表現することも最近は増えて来ています。
そのため、薬やサプリメントについてもプラセボでないか、という注意は必要ではあるものの、個人的には例えプラセボであっても、その人に効果が出るのであればそれで良いのではないか、と個人的には考えています。
そういう意味では、ゲン担ぎに近いのかもしれません。
これを飲んでいれば元気でいられる。
という感覚が、これを身につけてる時は負けていない、とか
試合の前の日にこれを食べると調子が良いなどのようになっていくのかもしれません。
プラセボでも健康であれば効果があると言えるかも
つまりは、
プラセボという言葉と概念があることは知っておいて損はない反面、
自分自身に効果が上がれば、それがプラセボかどうかはそこまで気にしなくて良いんじゃないか、と思います。
薬だって有効成分が入っているのに、効果が良く出る人と、そうでない人がいます。
なので、サプリメントなども、人によって実感できるだけの効果を得られるかは、同じものを摂取しても千差万別なのです。
精神衛生を保つことのひとつなので、考え過ぎてストレスになってしまわないようにしましょう。