休みの日にこそプロテインを飲む理由
運動後にプロテインを飲んでいるという習慣は身についている人が増えてきたように感じますが、その運動後以外のタイミングではプロテインを飲んでいない人がそれなりに見受けられます、
休みの日や運動後のタイミング以外でもプロテインを飲むべき理由について今回は書いていきます。
運動後にプロテインを飲む理由は?
まず、比較的できている人の多い運動後のプロテイン習慣について、どうして運動後に飲むと良いのでしょうか?
これは運動後にたんぱく質の吸収が高まるためです。
効率よくたんぱく質を吸収して、運動して壊れた筋肉の修復と、筋肉の増強のためにも、この効率の良い時間にたんぱく質を摂取しないというのは非常にもったいないという理由から、運動後早めのたんぱく質の摂取が必要と言われます。
このたんぱく質の吸収が高まっている時間をゴールデンタイムと呼び、運動直後から、24時間程度はいつもよりたんぱく質の吸収が高まると言われています。(詳細はこちらの記事参照)
休みの日にもプロテインを摂取する理由
では、吸収の高まっていない時間ではプロテインの摂取は不要かというと、そんなことはありません。
筋肉は超回復という過程を経て大きくなる、あるいは筋力を増します。
超回復はトレーニング後24時間~72時間程度の間に行われます。
この時間については諸説あるので、今回は広めに時間を設定しましたが、要するに、運動しない日にこそ、筋肉は成長のための休養と栄養を必要としているという点が重要なのです!
もちろんウエイトトレーニングを部位ごとに行っている人はあまり休養日自体がなかったりしますが、その日使った筋肉以外は休養と成長の為の日になるわけです。
特に筋力トレーニングは筋繊維を壊して、修復する過程で超回復を経ることで、以前よりも強くなります。
この超回復のタイミングこそ、たんぱく質が必要になるので
「今日は運動していないからあまり食べなくても良いかな」
「今日はプロテインは飲まなくても良いかな」
ということで、運動の効果を十分に生かし切れなくなる可能性が出てきます。
プロテインでカタボリックを予防する
忘れてはいけない体の反応としてカタボリックというものがあります。
血中のアミノ酸濃度が下がると、人間の体はホメオスタシスという、一定に維持するための仕組みの一環で、血中のアミノ酸を維持するためのアミノ酸について、筋肉を分解して作り出します。
筋肉を作るため必要なたんぱく質を分解したものがアミノ酸なので、アミノ酸が体から不足すると筋肉を壊してアミノ酸を取り出すというわけです。
この維持機能が働かないようにするためには、毎日きちんとたんぱく質を摂取する必要があります。
食事と食事の間が長時間空いてしまうと、カタボリックになるので、間食としてプロテインを摂取するなど、空腹やたんぱく質不足にならないための工夫も重要です。
特に夕飯から朝食の間は時間が空くので、朝起きたらまずはプロテインを一杯飲むくらいの感覚で良いと思います。(実際僕はこの生活を続けています)
休日にプロテインを飲む理由 まとめ
超回復を促し、カタボリックを防ぐ意味でも、運動後以外のプロテインの摂取は重要です。
プロテインを飲まない場合には食事からの大量のたんぱく質摂取が必要になります。
この場合の難点としては
・食費がかかる
・消化に時間がかかる(胃腸への負担が大きくなる)
こういった点があります。
最近は安価で高品質のプロテインもたくさん出てきました。
そしてプロテインは調理がいらないので、手間もかかりにくく、お腹が膨れにくく、次の食事に響きにくいというメリットもあります。
上手に取り入れて、運動の成果を効率よく反映していきたいですね。