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健康な歯は健康な体の条件
僕は虫歯がなくても定期的に歯医者に通っています。
これは虫歯予防はもちろん、口腔内が健康な状態を維持するためです。
今回は、虫歯予防と健康な口腔内を維持することの大切さなど書いていきます。
虫歯や歯周病予防の重要性
虫歯と歯周病を予防するメリットは自分の歯を守ることにあります。
自分の歯で食べることの重要性は昔から言われていますが、実際には、噛む能力と飲み込む能力が揃っていることがベストです。
これのいずれかが衰えた場合に、食事を刻む、ミキサーにかけるなどの対処が必要になり、その結果として噛む能力は衰える一方になります。
噛むこと自体の意味については歯磨き粉も作っている花王さんのHPに以下のような記載があります。
噛むという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。さらに、かたいものを噛みくだく爽快感はストレス解消になるといわれています。
花王HPより
今後の高齢化社会を見据えて、痴呆の予防などにも効果があるとされています。
健康な歯は長寿の秘訣とも言えます。
虫歯や歯周病で死亡するケーズも
虫歯や歯周病を放置することは感染症のリスクにもなり得ます。
虫歯菌・歯周病菌を放置した結果としての感染症由来の死亡者は現代でも年間にある程度の人数になっています。
歯周病の中でも歯肉炎は日本人の半数に見られる
歯周病の中でも有名なものに歯肉炎があります。
これは磨き残しによる歯垢中の細菌が作る毒素などによって歯肉(歯茎)が腫れてしまった状態を指します。
腫れていてもそれを自覚できないことも多くあり、その場合には歯磨き時や硬いものを食べた時の出血で気が付くことが多くなっています。
最近は小学生世代であっても歯肉炎の子どもが多くなっていて、成人においては半数近くの人が歯肉炎だと言われています。
虫歯は痛み始めてからでは対応が遅い
虫歯が痛むということは歯の中央部の神経にまで虫歯が達してしまったということになります。
ここまで進行すると大きく歯を削ったり、場合によっては神経を抜く必要などがあるため、大掛かりな治療が必要になり、何回も歯医者に通う必要が出てきます。
歯医者が嫌いな人の多くはこういった大変な治療の経験者で僕も昔は歯医者が苦手でした。
そのため重要になるのは予防です。
痛みを感じる前に自分で歯の異常に気付くのは難しいものです。
これは自分で鏡を見て確認しても見えない角度もあるためです。
そのため、定期的に歯医者に通うことは大切です。
なんて電話すればよいのか分からないという方はご安心ください、凄く簡単です。
「検診お願いします」と伝えて、あとは通常通り日程調整をするだけです。
この時初期の虫歯があるとちょちょいと削ってくれたり、きちんと歯磨きできれば治癒できそうな場合は次回まで様子を見たり、酷くならないうちに見つけられれば対応にも余裕と幅ができてきます。
コスト的にも時間的にも、虫歯になってから通院するよりも大きなメリットがあります。
さらに歯石を取り、歯をクリーニングすると、気持ち良く帰ることができます。
検診に慣れると、歯医者に通うのが楽しくなります。
歯の健康が与えるその他のメリット
虫歯や歯周病を放置するとどんなデメリットがあるのかを中心にここまで書いてきました。
では、定期的なメンテナンスを行うとどのようなメリットはあるのかという点について書いていきます。
1.虫歯になりにくい
当然、本職の歯科医の先生に診てもらうので、自分で鏡を見て確認するものと精度について比べるまでもありません。
その他歯石の除去なども行うので、虫歯があるかと同時になりにくくするための処置もしてくれます。
2.歯周病予防は口臭予防
歯周病は歯垢中の細菌によるものということを書きましたが、この細菌や細菌が出す毒素が口臭の原因となりますし、歯垢の原因となる磨き残しも同じく口臭の原因となります。
つまり、歯垢の除去を定期的に行うことで口臭を大きく改善することにもつながります。
口の臭いは自分では気づきにくいものなので、定期的にメンテナンスを行うことで得られる安心感はストレスを溜めないという面でも、対面する相手の印象の面でも良い影響しかありません。
歯並びの良さは運動機能への影響も
最後に歯並びについて。
様々な研究報告の中で歯並びを矯正した人の運動機能の上昇について記載されています。
そして、トップオブトップと言われるスポーツ界の選手達の多くが「十台のうちに歯科矯正を終えている」という背景もあります。
テニスのジョコビッチ選手、サッカーのクリスティアーノロナウド選手など、特に体のケアに余念のないことで知られる選手は早めに歯並びについて学び、矯正を行っています。
彼らに共通することは、圧倒的な競技成績だけでなく、長期離脱するほどの大けがをしていないというものもあります。
もちろん体のケアに余念のない人たちなので、けが予防のための手段は歯科矯正以外ものたくさん行っていると思いますが、興味深いデータとして最後に書いておきます。
子どもをスポーツで食べていけるように・・・と考えているご家庭は検討の余地もあるかもしれません。
うちの親も心残りとして、僕の歯を矯正していなかったことを挙げています。
最初はそんなに見た目が悪いのかと少しショックでしたが、おそらく外見以外のメリットも考慮してのことなのでしょう。