紅茶と虫歯
このブログではコーヒーの良い所は何回か紹介していますが、紅茶についてはそんなに紹介してきていませんでした。
今回は虫歯予防の観点から紅茶が如何に効果的という話を書いていきます。
どうして紅茶が虫歯予防に効果的なのか
紅茶自体の持つ働きや含まれる物質が虫歯に効果的なためです。
紅茶の成分が歯垢が溜まることを防ぐ
カテキン、フラボノイドといったどこかで耳にしたことのある成分たち
カテキンはヘルシアでお馴染みの体脂肪を分解する働きで一躍有名になりましたが、その他の成分に関しても負けず劣らずとなっています。
そして、それらの成分が歯に歯垢が溜まる事を防いでくれます。
歯垢には虫歯菌が繁殖しやすく、間接的に虫歯の原因になります。
僕も年に1~2回歯医者で歯垢を除去してもらいますが、放置された歯垢は固くなって、特別な器具でガリガリして取り除いてくれます。
これを家庭の歯ブラシだけで行うというのは無理があるので、歯垢を溜めないという働きは非常に有意義です。
紅茶のタンニンが歯をフッ素で守る
紅茶の成分であるタンニンには、フッ素が含まれています。
このフッ素は歯のエナメル質を守ってくれます。
最近の歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれているのはこのためで、昔よりも虫歯になる人が減少していることの理由の一つに
フッ素入り歯磨き粉の普及が挙げられているほどです。
紅茶で虫歯予防する際の注意点
紅茶に含まれる色素は過剰な摂取で歯に色を付け、黄ばみなどの原因になります。
量を飲むというのでは無く、食後に何口か飲む感覚が丁度良いです。
そして紅茶にはカフェインが含まれるので、夕飯の後に虫歯予防だと接種すると、睡眠の質の低下につながることがあります。
基本的には眠る6時間前くらいまでの摂取としたいところです。
イギリスのアフタヌーンティーなど、間食のお供に紅茶を飲むのは、こういった虫歯予防の点や眠る時間との兼ね合いでも合理的なものとなっています。
紅茶で虫歯予防 まとめ
今回は歯垢が溜まらない・フッ素を含むという点で紅茶を紹介しましたが、この他にも紅茶には殺菌・消毒作用があることが分かっています。
これは主に風邪やインフルエンザの予防という点で重要視されていますが、
虫歯菌も殺菌されていると考えることもできます。
午後の小粋なひとときを虫歯予防と兼ねて紅茶で一服というのはどうでしょうか?