缶コーヒーが売れなくなっている話

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缶コーヒー

缶コーヒーの売り上げが落ちている

缶コーヒーは僕のようなオーバー40の年齢では、自販機で選ぶ飲料としてコーヒーは優先度がかなり高い商品となっています。

ところが、現在ではこの缶コーヒーの売り上げは下がるばかりで、業界では「どのように巻き返すのか?」ということに必死だということです。

 

なぜ売り上げが落ちたのか

まず、どうして缶コーヒーが売れなくなってしまったのかという点から

僕らの世代でも、コンビニでどうせ買うならレジ横にあるいわゆるコンビニコーヒーの方を選択しがちになりました。

香りや味の面で、その場で挽きたてのものは優れている上、価格としてもほぼ同等であることから、凄く急いでいる場合などでなければそちらを選ぶという方は少なくないでしょう。

 

若い世代でいうと

そもそもコーヒーを習慣的に飲まないという点も見逃せないところです。

僕らの場合、世代的にもカフェインといえばコーヒーで、嗜好以外にも眠気覚ましという面でも選んでいましたが

今の若い世代で眠気覚ましと言えばエナジードリンクとなっています。

炭酸で飲み味もすっきりとさせ、甘みもある商品が多く、ビタミンやアミノ酸を添加している商品も多いことから、缶コーヒーよりも付加価値があり、健康的な印象(本当に健康的は置いといて)でとなっています。

 

実際、僕の職場でも若い人ほどデスク上にはモンスターなどのエナジードリンクが置かれている傾向があり、僕のようなおじさんは、コーヒーにお湯を注いでちびちびと飲んでいるという風景が定着しています。

 

昔はコーヒーと競合するのはコーヒーだけという感じでしたが、最近はカフェインを多く含む競合商品が増えてきたというのが大きな問題点でしょう。

 

また、エナジードリンクの普及とともにカフェインの過剰摂取についても気にする人が出てきていて

エナジードリンクを飲むならコーヒーも飲んでしまうとカフェインの摂り過ぎになるからと、コーヒーは避ける(逆もしかり)というケースも出てきています。

 

睡眠の質ブームも少し影響あるかも

これは個人的に感じる点になりますが

ヤクルト1000やピルクルミラクルケアを始め

「睡眠の質を向上させる」という商品に注目が集まっています。

 

そうなると眠りの質を下げたり、眠りを浅くするカフェインを含む飲料としては厳しい状態にもなります。

実際僕も夜の眠りを考えて14時以降にはなるべくカフェインを含む飲料を摂取しないように意識しています。

昔と比べると1日に飲むコーヒーの量そのものが減ったのは間違いありません。

 

寝なくても疲れが気にならない若い人ならともかく、僕のような

本来ならコーヒーをたくさん消費するはずの年代

とても疲れが抜けない、少しでも睡眠の質を高めたい年代となってきています。

 

デカフェと言われる

ノンカフェインのコーヒーもありますが

カフェイン摂取しないなら、そもそも違う飲みものを選択しがちであり、こちらで勝負するというのも厳しいでしょう。

 

缶コーヒーが今後も選ばれていくためには

カフェインを生かしつつも味の面などで若い世代に受け入れて行ってもらう必要があり、それはなかなか大変なことのように思います。