ユーチューバーの今後の動きと気になる点

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動画配信

ユーチューバーの動きの変化で子供が影響を受ける

僕と娘たちはYouTubeを利用しています。

ユーチューバーと言われる動画配信者の方のものも多く見ています。

僕は料理をする人など創作系やサッカー・フットサル系のものを見るし

子供はゲーム実況者の動画を良く見ています。

 

そんなユーチューバーさん達も

YouTubeでの収益が下がってきていることもあり、動画配信だけでは今後の見通しが悪くなっているとのことで、方針を変えている方が多く見られます。

 

僕が気付いているものだけでも

  • グッズ作成・販売
  • リアルイベントの開催

この2つはかなり行われている様子です。

YouTubeを通さずに収益を得られる方法に変化して、そこへの導線としてYouTubeを利用するという感じですね。

特にあるユーチューバーを抱える事務所に顕著にこれを推進している様子が伺えます。

 

こういった変化が僕たちに与える影響について、子を持つ親として少し心配な点があります。

今回はその点について少し書いていこうと思います。

 

子供とリアルイベントの相性に不安

子供と書くと小さいお子様の印象になりますが、僕が危惧するのは中高生辺りの年代です。

実際、うちの長女は中学生ですが、原宿で行われる「あるゲーム実況者グループのイベント(本人が来るわけではない)に行きたい!」と言い出しました。

 

では、少し下調べしておこうと僕が

「原宿」「イベント」検索してみると

連休が絡んだこともあり、様々なイベントが重なっていて、竹下通りは前にも後ろにも進めないくらい込んでいて、以前韓国で起こったハロウィンイベントでの将棋倒しのようなことが起こるのではないかと危惧されていました。

特にユーチューバーのイベントはどこかの大きなハコを借りて行うというよりは、どこかに間借りして行うので、大勢の集客はするけど、それを整えたり安全に配慮するという点ではまだまだ難しさがありますし、警備の甘さも気になりました。

 

そしてユーチューバーの人気は僕の想像を超えていて、物販もすぐに売り切れになってしまう事もザラのようです。

実際、娘のお目当てのイベントも初日分が即完売だったようで、二日目以降は抽選券を配る、後日のネット販売を発表するなどの対応をしていましたが・・・・

抽選券を得るためにどちらにせよ並ぶんですよね、こういうのって

主催者側の対応としては最低限という印象でした。

実際、変えなくても、イベント開催時にしか飾られないタペストリーなどを撮影したいと娘も言っており、販売方法だけを見直しても根本的な解決には至らないものでした。

 

今後更に気になる点として

今後リアルイベントは多く開催されるでしょう。

そんな中で気になる点として

  1. 対象が若い人向け
  2. 若い人が集まる
  3. お金も持って来る
  4. 警備が甘い

こういった条件が整えば、悪い大人が寄って来るのは間違いないでしょう。

イベント情報はそれこそYouTubeやらSNSにたくさん流れてくし

そのチャンネルの特色を見れば、チャンネル登録者の年代や性別もそれとなく分かるわけですし。

 

しかも、こういったいわゆる推し活は子供としても大人に「一緒に行って欲しい」とは言いにくい部分もあるでしょうから、その場にいる大人の絶対数が少ないという点も懸念点です。

 

いずれ人気グループはしっかりとしたハコを抑えてイベントするでしょうけど、中堅のグループはそんな負担を負えないので、この問題は少し長続きするのではないかと睨んでいます。

 

ユーチューバーがリアルに走る理由

おまけになりますが、どうしてユーチューバーの方々が動画配信以外に手を伸ばし始めたのかを簡単に

推測も入るので、間違っている点もあるかもしれない点はご了承ください。

 

  • 動画1再生当たりの単価が下がった
  • 動画配信者が増えすぎて再生数が減った
  • YouTubeの改悪

個人的には上記3点が大きいと思っています。

動画1再生当たりの単価については現在は0.1円あれば良い方で、実際再生数と収益については動画化されてる方も複数いるので、そういった方の情報を参考にしています。

1万再生で1,000円、10万再生でも1万円

動画作成の手間や時間と収益のバランスが崩れてしまった印象です。

 

また、動画配信者、ユーチューバーが増えたことで、競争相手が爆発的に増えてしまいました。

同じジャンル、例えばゲーム実況者であれば流行のゲームを配信することが多いですが、同じゲームを何百人、あるいはそれ以上が配信している中から見てもらわないといけない状況になりました。

視聴者数はすでに定着しているYouTubeの性質上、今後爆発的に増えることはないでしょうから、現在いる視聴者を奪いあう競争相手だけが日々増えていくという状態です。

 

実際僕の見ているチャンネルも以前より再生数が伸びていないものや、チャンネル登録者の割りに再生数は少ないものが増えています。

 

次にYouTube自体の改悪があります。

GoogleはYouTubeをしっかりと定着させた後にCM再生数を増やしたり、CMの時間を延ばしたりし始めました。

最近では15秒のCMを2本見てからでないと、目当ての動画が見られないなんてこともザラです。

このため、一部ではすでにYouTube離れも起こっています。

これも動画配信者からすれば痛手となっています。

 

視聴者が増えない(むしろ減る)

競争相手は増える

再生回数当たりの単価は下がるのみ

これではユーチューバーで食べていくのは難しい状況です。

 

リアルイベント以外の対策

では、こういった問題についてリアルイベント以外にユーチューバーの方が行える対策はないのかというと、あるにはあります。

 

まず、動画投稿数を増やす。

再生数や収益が少ないなら、数で補うという方法ですね。

そしてライブ配信

ライブはその場でコメントできるので、通常の動画とは違ったものになるので、ライブ配信での視聴者数を伸ばしたり、投げ銭と言われるスパチャ(スーパーチャット)で直接お金を配信者に投げられる(手数料などはありますが)制度での収入を得たりします。

 

ただ、どちらも以前に比べると効率が悪く

個人的にも今まで週に1、2本の動画を上げてくれるのを楽しみにしていたクリエイターが、毎日動画を上げるように変わってしまうと、動画の質への心配もありますが、それ以上に「収入苦しいのかな?」などの余計な考えが頭をよぎって悲しくなるので、その人の動画自体を見なくなってしまうなんてことが実際に起こっています。

 

そういった点も踏まえると

やはり今後はYouTubeでファンを獲得する→リアルイベントや自前のグッズ販売で儲けるという流れはしばらく続きそうです。