高級食パンと普通の食パンの違い
この数年、高級食パンが流行していて、お店も増えてきました。
ブーム自体は落ち着いてきているので、今後の動向は未知数ではありますが
高級食パンとはどんなところが普通の食パンと違うのでしょうか?
原材料の違い
普通の食パンは強力粉などの小麦粉・酵母・塩・水にお店、商品ごとのアレンジが加えられています。
高級食パンも基本的なベースの部分は同じことが多く
アレンジの部分に砂糖、バター、はちみつ、乳製品の中でも生クリームや練乳などを使用したり、砂糖などは一般的な食パンよりも多めに使用することで、区別されています。
こういった原材料に一般的な食パンよりも多くの砂糖や高価な食材を加えることから高級という名称が扱われることが多くなっています。
商品名に生食パンと「生」をつけているものもありますが、当然加熱しないとお腹壊すので焼かれています。
味の違い
原材料が異なるので、味も違います。
一般的な食パンと比べると、甘みが強くなっています。
あとはふんわりとした歯ごたえをウリにしているお店もあります。
食パンと菓子パンの中間くらいと考えると良いと思います。
味付けはそれぞれのお店で異なりますが、流行に先駆けていたお店はやはりしっかりしている印象で、販売店競合過多によって閉店するお店は流行に便乗した後発のお店が多くなっています。
流行が落ち着いた理由
一時的な流行はすっかり落ち着きました。
今でも行列ができるお店がある一方で、閑古鳥が鳴いている店舗も多くあります。
中身のしっかりとしたお店は流行に関係なく、定着したと言えます。
一方で高級食パンブームが短命だった理由としては下記のような点があります。
- コロナ禍でお店に並ぶことを控える人が多かった
- 一般的な食パンよりも糖質が多くなってしまう
- 一般的な食パンより脂質が多くなってしまう
- 一般的な食パンよりカロリーが高くなってしまう
コロナについては不運の一言に尽きますが
その他の健康面を考慮した際には、昨今の糖質制限やグルテンフリーという考え方に逆行してしまうことになり、菓子パン寄りになる事のデメリットが目立つ点がありました。
原材料の所に書きましたが
砂糖、はちみつなどの糖類を多く含み
乳製品の中でも練乳や生クリームという高価で脂質の高い食材が入っています。
こういった「美味しい」材料を入れる・増やすということは、そのままカロリーの増加に直結します。
まぁ、ティラミス、パンナコッタ、パンケーキ、タピオカミルクティーなど、大きなブームになった食べ物はどれも同じような特徴を持っていたので、それらに比べれば高級食パンのカロリーなどかわいいものとも言えますが。
でも、逆に考えれば
お菓子のような感覚で扱えば良いわけです。
友人の家に遊びに行くときのお土産に、パンケーキなどの変わりとしてデザートにと
食パンという言葉に引っ張られ過ぎず
ケーキやお菓子の変わりとすれば、それらよりも淡泊ではあるもののカロリーは控えめなので、相手の好みに合わせる際の選択肢などには十分考えられるのではないかと思います。
朝食にもデザートにも使えるというのもスイーツとの違いですね。
高カロリーの食パン(菓子パンよりは低い)と考えるか、ヘルシーなお菓子と考えるか、時の場合によっては有効な選択し足り得るのではないでしょうか。