重度の知的障害者は入院が難しい

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入院する人

知的障害の方は入院を断られやすい

僕は障害者入所施設で働いています。

入所というと、家庭から出て入ってくる施設なので、家での生活が難しい方が多くいます。

知的に障害がある方で入所施設に入るケースとして

言葉でのコミュニケーションを取れる方はかなり少ないです。

言葉だけでなく、あらゆるコミュニケーションが難しいという方も少なくありません。

 

思い通りにいかなかったり、先の見通しが立たなかったりすると、イライラや不安を募らせて、何かを壊したり、静止のきかない状態になってしまうこともあります。

 

そういった方々は体調を崩した場合に入院したくても受け入れる病院が見つからなかったり、断られてしまうケースが珍しくありません。

 

なぜ断られるのか?

では、どうして断られてしまうのか

これはいくつか理由がありますし、病院側の都合もあります。

  • 障害者を見る(診る)ノウハウがない
  • 暴れた時にクールダウンさせることができない
  • 他の入院患者の迷惑になる

基本的には上記の3つの要素が絡み合って断られることが多いと感じています。

 

自分の体調が悪く、苛立ちや不安を抱えている知的障害者について静かに過ごしてもらうというのは施設職員でも至難の業です。

しかも入院すると回りには初めて出会う関係性の築けていない病院の職員ばかりです。

 

そうなると大きな声を出してしまったり、周囲のものを壊してしまったり、暴力的な行動をとってしまったりします。

そうなると病院は「うちでは見切れない」とSOSを出して、すぐに退院させたりします。(悪く言ってしまえば追い出される)

現在も往診に来てくれる医師から「本来ならまだ退院できるレベルではない」という人が施設に戻されています。

 

施設入所者というだけで断られることも

最近では、施設名を聞いただけで断る病院も出てきています。

 

以前お世話になった方がそこで何か壊してしまったなどの経緯があるのも確かなのですが

全員が全員そういった行動をとるわけではないし、こちらも可能な限り職員を病院に滞在させて対応を送ると働きかけるのですが、それでもなかなか受けてもらえません。

 

障害の有る方は、なんらかの服薬を多くしているケースが多いです。

それだけ医療的な対応を必要としている人ほど、いざという時には医療を受けることができないというのは施設が抱える課題となっています。

 

対応は?

現在うちの施設では定期的に往診医に来訪してもらい、状態が悪くなる前に症状に対策を取ったりしていますが、本人が痛みのサインを出せなかったりすることからどうしても見落としも出てしまいます。

完全な対策を取れているわけではありませんが、早期発見によって入院を防ぐことにつながったことも1度や2度ではありません。

こういった地道な対応の積み重ねが大事であり、すべてを完全に解決する手段というのはなかなkないのではないかと思います。