キャベツには胃腸粘膜保護成分が含まれる
キャベツには胃腸粘膜を保護する栄養素が含まれています。
それはビタミンUという成分で、別名キャベジン呼ばれます。
キャベジンという名称
キャベジンという名称は僕のような中年世代にはとても印象深いものです。
興和というメーカーから出されている胃腸薬の名称がまさにそのもので「キャベジン」です。
当時テレビCMも頻繁に流れていて、耳にも記憶にも残るものとなっています。
効果としては胃のむかつき、もたれ、胃痛というようになっていて
有効成分として、キャベツの絞り汁から抽出したMMSC(メチルメチオニンスルホニウムクロリド)による胃腸粘膜の保護などとなっています。(他にも色々な成分が含まれています。)
このMMSCもまたビタミンUと呼ばれるものです。
もちろん商品名はキャベジンから来ています。
昔は栄養ドリンクや胃腸薬のCM多かったですね
長時間働くことが美談として扱われる時代でもあったので、こういったものを摂取して無理をして働くことが一つのスタイルとして定着していたのでしょう。
ビタミンUとは?
ビタミンUという言葉を聞いたことがないという人が多いと思います。
これには理由があって、最初はビタミンだと思われていたのですが、のちのちビタミンではなかったことが分かり、ビタミンの分類から外されてしまったためです。
ビタミンからビタミン様物質に分類が変わる理由はたくさんありますが、ビタミンUの理由としては、「有効ではあるが、必須ではない」、「欠乏症状がない」というものになっています。
最後に
キャベジンのように薬局で簡単に手に入る薬はありますが、もともとキャベツのように食品に含まれている成分を主成分にしているものでもあります。
偏った食事をしないことで、様々な食品に含まれる「あまり知られていないけど有効な成分」をきちんと摂取できれば、こういったものに頼らなくても健康的に過ごせる可能性が高くなるので、偏食せずに様々な食品を食生活習慣に取り入れていきたいものです。