自分の仕事の忙しさはきちんと伝える

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無駄な仕事
仕事を抱え過ぎて大変思いをする前に、必要な仕事をきちんと判断していきましょう。

忙しさはきちんと伝える

うちの職場に多いのですが

仕事量が多くなっているにも関わらず、無理をしてなんとかしてしまう。

そして周りから見るとその仕事が普通にこなせると勘違いされてしまう。

 

最終的には自分の首が回らなくなるほど仕事を抱えるか

無理をする期間が長くなってしまい、心や体に影響がでるなんて場面も目にしてきました。

 

栄養士の場合だと、そういった無理は自分だけでなく、厨房などにも影響を与えるので、栄養士的にはなんとかなったとしても、厨房の職員が少しずつ疲弊していき、その後には辞めていってしまうなどの影響が出たりします。

 

日頃から無理をしない・させないというのは非常に重要です。

 

仕事の忙しさは客観的に伝える

僕は仕事が大変になると、偉い人にきちんと伝えるようにしています。

 

僕の回りに多いのは

  • いつか誰かが気付いてくれる。
  • この大変さが伝わらないはずがない

と、誰かに何か言うでもなく、粛々と過剰な仕事を片付けていく人たち

僕の持論ですが、人の忙しさって何割かしか理解できないと思っています。

全く同じ仕事を同じだけしたことがあれば別ですが。

 

実際、僕も同じ法人内の他の栄養士が大変そうにしていても、その大変さを一から十まで理解するということはできません。

精々分かったつもりになる程度です。

同業者であってもこんなところなので、偉い人達にそれが伝わるかと言えば、見たところで分かったりしません。

だからこそ僕は「当社比」みたいな使い方をして伝えていきます。

 

最近の例で言うと

コロナ対策として、食堂の密を避けるため、食堂を何回転かさせて食べるようになりました。

つまり、一度に食堂に入れなくなった分食事時間が伸びて、食事開始も早まりました。

 

他の施設の栄養士は「できる」と返事をして簡単に引き受けていました。

僕は相手からすれば非常に面倒でしょうが

「食事開始が30分早まるということは、今までよりも30分早く盛り付けが終了していなければいけないし、そうなるとすべての作業が30分前倒しになって厨房に負担となって降りかかってきます。(勤務時間やシフトに変更はないとされたこともあって)できなくはないが、厨房の職員に非常に負担がかかります。」と言って、急な職員の欠員など出ると首が回らなくなる可能性があることを伝えてから始めました。

 

今までよりこのくらい忙しくなるよ、厨房への負担はこのくらい増えるよ!

というのを今までと比較する(当社比)ことで「大変そう」と伝わるようにしていきます。

 

結果的に、様々な工夫で無理なく調理や作業を行えてはいるものの、人が行う仕事なので、トラブルや休みなど、色々な要因を考えれば、どこかに何か起これば破綻しかねないということを伝えておいて良かったと思います。

そういった背景を知っていれば、今後厨房に余計な仕事を振りにくくなるし、自己防衛のための布石にもなっています。

 

簡単な用事や一時の事であれば二つ返事で引き受けますが、それなりの期間だったり、負荷が予想される仕事に関しては簡単に引き受けるのはあまり推奨しません。

僕も若い頃なら簡単に引き受けたかもしれませんが、もう若くないし・・・

あと、自分が急に休む可能性もゼロではないし、そうした時に自分がいなくてもできる範囲なのか、自分の都合だけでなく、広い視野で見たいところです。

 

特にうちの栄養士は自分が絶対に休まないという前提で仕事受けすぎているのは気になるところです。(僕より若い人ばかりになって影響もありそう)

 

ちなみに、こういった自分の忙しさは追い込まれてから伝えるよりも、早めに伝える方が良いと思います。

本当に大変になると、心の余裕がなく、どうしても感情的になりがちです。

仕事において感情的な意見は一時の感情に流されたように見られがちです。

そうなると、「今だけでなく、これまでも我慢してきた・改善されないと今後も大変」という大事な部分が相手に受け取られづらくなります。

 

というのも、感情的な相手にはその場しのぎの言葉で落ち着かせようとする人も多いからです。

お互い冷静な場面で、きちんと確認しながら話し合えるのが一番です。

そういった意味でも、どうにもならないほどの仕事を抱える前が最も重要となります。

 

実際には

そんな僕はうちの栄養士の中でも「うるさいやつ」という認識をされています。

特に「(無駄な仕事をすることで)栄養士は常に忙しく色々な取り組みをしていると本部にアピールしたい」という人が数名いて、僕は無駄と思われる仕事は「何の為の仕事で、どういった効果や狙いがあるのか」を最初に聞くので、そういった人の考える「僕からすれば必要性のまったくない仕事」からは最初からメンバーとして選考外扱いをされています。

 

まぁ、僕の社会性が足りないとも言えますが、おかげで変な仕事は回ってこないので、施設の仕事に集中できますし、施設での人間関係も良好です。

 

僕が仕事を断る基準

僕は福祉施設で働く栄養士です。

食事提供を行う対象は利用する方々(利用者)となります。

 

そのため、僕の仕事の基準として「利用者の為のものか」

というのが一番重要視するものです。

 

上でうるさく言うケースを書きましたが

本部へのアピールは、完全に自分の為だけの仕事であり、個人的に昇進欲もないので、本部に変に気に入られて余計な仕事振られても更に利用者の為に使える時間が減るだけなので、ひとつもメリットのない行動になります。

そんな仕事に時間取られていられない。

 

実際の会議の場面でも

「それって本部へのアピール以外何か意味のある仕事ですか?」と聞いてみましたが、誰も返事をしなかったので、実際アピールのための仕事だったようです。(成果も見られてませんし)

僕たちの仕事で、お客さんに当たるのが利用者です。

そういった人の利益を度外視してまで優先する仕事にはきちんと意味があって欲しいと思っています。

 

そして、利用する人にとってメリットのある仕事にこそ力を入れて取り組んでいきたいんですけど、なんでこんな簡単なことが難しいのか・・・

 

すっかりおじさんになったので、愚痴っぽい内容が増えてきて、自分に困惑中です。