年齢で振舞いは変わる
僕も40代半ばの年齢になりましたが、ここに至るまでに少しずつ人付き合いの方法は変化をしています。
今回はそんな変化を少しずつ書いていこうと思います。
20代の頃の振舞い
僕は10代から社会人として働いているのですが、とにかく若い頃は色々覚えるのが大変で、人とどう付き合っていくなんて考える余裕もなく、がむしゃらという感じでした。
ただ、気の合う先輩や同期とはプライベートな話もしながら、若者っぽい気安さもあったのは良く覚えています。
今にして思えば諸先輩方には失礼なやりとりも多くあったと思いますが、「若い」を言い訳に色々許されていたと実感する限りです。
まぁ変に飾らないことが僕の場合上手く受け入れてもらえた理由の一つでもあった気もしますが、これはその人のキャラクターに左右される部分なので、外見や性格次第で大きく変わってくると思います。
そんな時に僕が先輩から言われて気が楽になった言葉に
「分からないことは今のうちに聞く事、今なら『まだ覚えないのか!』 と怒られるだけで済む、これが分からないまま年月が過ぎると、『こんなことも知らないのか』と見られるようになり仕事がやりにくくなるし馬鹿にされる」というものがあります。
多少のお小言で済むうちにたくさん怒られておこうと思って、たくさんのことを聞く事ができたと思います。
これがないと遠慮などもあって、質問のハードルを今よりも高く感じていただろうと思うと、非常に良い経験をしたし、その言葉は僕も新しい厨房職員などが来て、誰かに何かを聞くことが難しそうなタイプならこの話をします。
30代の付き合い方
僕は30代も半ばくらいになった頃
どうやら若い世代から少し遠慮されているようだ、と薄々感じるようになりました。
自分はまだまだ若いつもりだし、フレンドリーなやりとりができていると思っていましたが、相手からすると遠慮や立場的なものも入り混じっているな、という感じ。
同年代とは相変わらず腹を割って話をすることができますが、今のご時世、仕事を長くしていると同期は少なくなる一方です。
そうなると、そこだけフレンドリィにしていると仲良しグループになってしまうので、距離の取り方は仲良かった人・若い人、それぞれ変わってきました。
具体的には仕事場でプライベートな話は極力しなくなりました。
相手が子供の話をしてきたら合わせて子供の話をしたりしますが、あまり深くならない程度に切り上げます。
それなりの年数同じ会社で仕事をしていると発言にも変に責任やら重みが出てしまいます。
そこを考慮して「なるべく誰にでも平等に」しています。
そこも相手のキャラクターがあるので完全に同じ対応にはなりませんが、いわゆる「贔屓」なく(見えるように)しています。
同世代には飲み会などの席でこの手の価値観は話し合っているので、職場の目のあるところでは今までより線を引いた付き合いを上手くしてもらっています。
責任がついて回る年代になると色々面倒も増えてきますね。
40代の付き合い方
自分の子供が大きくなってくると、自分をさらけ出す場所が家庭にはっきりとできるので(僕の場合)
、仕事では割り切った付き合いで問題を感じなくなってきました。
周囲はちょっと冷たく感じることもあるでしょうが個人的にはある程度平等には職場関係を築く事ができていると思います。
職場でも世間話やプライベートの話もするにはしますが、話好きな人に喋ってもらって、それに対してリアクションを取っていれば人付き合いが悪いと言われることもないし、年齢を重ねるごとに話好きになっていく人が周囲に多いので、聞き上手に徹していたり、突っ込み役をするとむしろ重宝がられる年代にもなってきた感じです。
僕の職場は30代の職員が多いので、そういう人が昔の僕のようなやり方に変わってきているところなので、それを邪魔しないように意識していますが、変に助言しないようにもしています。
やり方は人それぞれなので。
そうやって考えると、自分が経験したからこそ感じられる部分というのは多く感じます。
まぁ、納得いかないなんてこともありますが・・・
今後も50代になったからこそ感じることもあるでしょうし。
そういった経験をどう自分と他人に生かすのか
思い出した時に考えていこうと思います。