教科書の栄養学が古い件について
娘が中学生で、家庭科のテスト勉強をしていたので内容をのぞいたら、ちょうど栄養学が載っていました。
その内容で気になったのがなぜかミネラルについての記載だけ古臭い・・・というもの
そもそもミネラルなんてどこにも書いていない
5大栄養素と言われる
炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルですが
炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・無機質と書いてある。
今日日ミネラルを無機質って言うの聞かないんだけどなぁ
(ミネラル)みたいな記載も一切ないし
これでテストでミネラルって書いたらちゃんと○もらえるのか不安になる勢い。
ミネラルを無機質とか灰分という言い回しで通じるのって昭和世代の僕らくらいまでだと思うんですけど。
カルシウムでイライラ防止?
カルシウムは神経伝達に関わる重要な栄養素です。
昔、カルシウム不足時に神経伝達が上手くいかないことをストレスと表現して、ストレス=イライラという誤解から
カルシウム不足はイライラに関連する、カルシウムを取れば解消されるという話がありました。
「怒りっぽい人にカルシウム足りてない」というのはこれが発祥です。
ただ、この話には科学的な裏付けが足りていません。
嘘だとはっきり言いきられていることも多いです。
そんな眉唾な情報が教科書にしっかり書いてあってびっくりしました・・・
( )が不足するとイライラする
こんな問題が無機質の項にあるのです。
むしろ糖分取った方がイライラ収まるんじゃないですかね?
この問題にイライラさせられる(笑)
あまり文句ばかりになっても悪いので今回は無機質についてだけにしておきますが、教科書の内容って吟味されてるんですよね?
今回は僕が栄養士だから気が付いたというだけで、実は教科書のどんな情報もかなり古いもの、なんてこともあるのかもしれませんね。
ちょっと注意してみておこう。