休養をしっかりと取る重要性
運動を習慣にしていると、休養を取ることを疎かにしがちです。
1日2日の休むは大丈夫でも、それ以上の期間休むとなると、拒否する人もすくなくありません。
これは休むことで
筋力が落ちてしまうのではないか?
感覚が鈍ってしまうのではないか?
などのネガティブな印象があるからですが
3ヶ月から半年くらい続けて運動してきた場合には1週間程度は休むことが推奨されています。
休む理由
休養を取る理由について
①疲労を取る
これはイメージしやすいと思います。
習慣的な運動で蓄積した疲労を回復することで、練習や本番のパフォーマンスを上げる事ができます。
疲労を溜める一方で低下したパフォーマンスでは練習をしても効率が悪くなるので、効率を上げるために休むという感覚的には矛盾した行為も必要なものとなります。
②関節のダメージを回復する
肉体的なダメージを回復するために休むことが重要です。
その中でも関節のダメージは見えない上に気が付きにくい、その上痛みが出ると運動に影響が強く、パフォーマンスが大幅に落ちる上に治るのにも長期間必要になります。
軟骨なども同じ動きを繰り返していると擦り減ってしまい、最終的には傷みを感じるようになるので、関節痛の原因のひとつです。
できれば痛みの出る前に休養を定期的に設けて、予防することが望ましいです。
特にウエイトトレーニングを取り入れている場合には間違いなく筋肉だけでなく、関節にも大きな負担がかかっているので休むことが重要になってきます。
どのように休むのか
でも、実際に休むことに抵抗のある人はどうしたら良いのか?
実は僕も休むのが苦手な人間です。
そんな僕のやり方は1週間休む日をあらかじめ決めておくことです。
例えば年末年始、ゴールデンウィーク、お盆のように自分もジムも休みのタイミングで予定を組んでおいて、休みたくなくて無理に休む感じです。
ジムに行けないならせめて・・・というように、それはそれで運動したくなるのですが、そこはぐっとこらえるか別件の予定を入れ込んでしまうようにして無理にでも休みます。
休んでいる間は罪悪感も凄いですが、こればかりは仕方ないと割り切るしかないですね。
なぜ休みにくいのか
では、どうして僕のように休むことにネガティブな人間がいるのでしょう。
僕の感覚では次のようになります。
- 自分より努力している人がいるのにサボっていて良いのか
- 自分が休んでいる間に、誰かに追い抜かれてしまうのではないか
- 太ってしまうのでは
他にも細かいところはたくさんあるのですが、ざっくり言うと不安なんですね。
休んだ方が良いと頭で分かっていても拒否感が拭えない
だからこそ計画的に休養を入れて「これは必要なこと」と自分に言い聞かせて休むことが重要です。
たまに、休養取らずに上手くいく凄い人がいます。
でも、それはその人の回復力が凄かったり、特別なわけなので、あまり見習わないようにした方が良いでしょう。
プロスポーツ選手でもオフシーズンは休んでいるので。
特に成長期は休養を
日本では夏休みや冬休みといった長期休暇は
運動の大会や合宿など、まさに正念場という感じです。
でも、海外ではそういった休みは活動を一切行わないという所が多くあります。
家族での時間を大事に
運動以外の事にも目を向ける期間に
など、様々な目的があるようで、僕もこれには賛成なのですが、こういった国で良く聞かれるのは「長期休養明けにはみんな明らかに背が伸びている」という内容のものがあります。
日本人は最近まで体格で恵まれないなどと言われていましたが、軍隊式のトレーニングによる弊害だったのかもしれません。