栄養士のお便りは紙媒体がおすすめ
ある論文で紙媒体のお便りとオンライン上でのお便りで
どちらが便利か
どちらが活用されたか
という内容を調査したものがありました。
このお便りはいわゆる給食だよりだったり、献立表だったりという内容ですが
結果としてまだまだ紙の方が利用されたそうです。
理由としては
- 紙なら冷蔵庫に貼っておけばすぐ目に入る
- オンラインだとアクセスしたり媒体の電源を入れたりとするひと手間がかかる
というのが最も多いものでした。
オンラインだと、そもそも食に対して興味の薄い人だとアクセスすらしないというのがこの内容にあって個人的に最も問題になると思いました。
紙であれば捨てる前にさらっとでも見ることはあるでしょう(たとえ数秒で畳まれたり捨てられたりするとしても)
もしかしたらその内容の中に興味をひくものがあって、その時だけでも読んでもらえるかもしれない、でもオンラインでアクセスしてもらわなければ一文字も表示されないというのではそうはならない。
興味のある人だけがアクセスすれば目標を達成できるというものも多くありますが
特に栄養や健康については興味の薄い人にこそ見て欲しいというものが多くあります。
そうなるとまだまだ栄養士の発信する情報は紙の方が良いのかな、という印象です。
例えば、このブログのように情報を求めてきてくれる人向けのものであれば、オンラインで全然OK
でも、自分から情報を求めてこない(でも本当は必要)人にはとにかく目に入れてもらわないといけないので、とにもかくにも内容を視界に入れられる紙などで投げかけるという感じです。
そう考えるとターゲットによって情報の出し方を変えるなど、栄養士も考えながら情報発信する必要性が高いと分かります。
そして紙媒体だと、例えば保護者(親)向けに発信したものだとしても、子供や周りの人の目に止まる可能性もあります。
色鮮やかなレシピを載せていれば、それに興味を持った誰かがメインターゲット(この場合は親)に「これ食べたい!」などのようにその紙を持って行ってくれる可能性があります(かなり低いけど)。
オンラインで保護者向けとしてしまうと、他の人の目に付く可能性は限りなくゼロに近くなります。
そう考えると、未だに外でチラシ配りなど行っている人や会社がいるのも同じような狙いがあるんだろうなと考えさせられます。