お酒はスポーツに影響を与える
アスリートや筋トレを習慣的に行っている人はあまりお酒を飲まない方が良いとされます。
この理由についていくつか簡単に書いていきます。
パフォーマンスへの影響
トレーニングや試合などへの影響があります。
アルコールが体に残ってしまうと、体が重い・だるいと倦怠感を感じたり、集中力が落ちてしまうので、質の高いトレーニングがこなせない、試合のパフォーマンスが落ちてしまう他にケガをしやすくなるというデメリットがあります。
特に強い強度で行う(無酸素の)トレーニングなどは、パフォーマンスが落ちている状態では高い強度で行えなくなってしまい十分な内容のトレーニングにならなくなってしまいます、その成果を得る事もできなくなってしまいます。
お酒というと酔っぱらう、二日酔いになるなど、短期的に分かりやすい影響に目が行きがちですが、それ以外のなんとなくお酒が残っている感覚でもこういった部分に影響が出ることがあります。
栄養面での影響
お酒はアルコールを含んでいます。
アルコールは体に毒と言えます。
このため、人間の体はアルコールの分解を優先的に行います。
そうなるとその間の栄養補給などは効率的に行われないという事になります。
せっかくトレーニングした成果を得るために食事から栄養を摂取しても、アルコールの分解の方が優先されてしまい、栄養の吸収が後回しにされてしまうというのでは困ってしまいます。
どうしてもお酒を飲むのであれば、食事を先に食べて、軟時間か開けて嗜む程度のお酒を飲むという方法があります。
メリットもあるにはあるものの
お酒を飲むことにメリットがある場合もあります。
- 運動後すぐは食欲が湧かないので食前酒として食欲増進を狙って飲む
- ストレス発散
- 眠れない時に飲む
こういった狙いからお酒を強く制限していないプロチームなどもあります。
ただ、難しいのはどんな狙いがあるにせよ、飲み過ぎは厳禁という点と、量だけでなく、頻度としても控えないと、習慣としてお酒を必要としてしまうようになる点です。
ストレスから逃げるためにお酒を常飲すると、試合の前の日などにもお酒を必要としてしまいます。
そうなると本番のパフォーマンスに影響が出てしまう可能性があります。
そして
お酒は眠りやすくなる反面、眠りが浅くなってしまう、朝の時間に深い眠りになってしまい寝覚めが悪くなるという特徴があるので、疲れが十分にとれない原因になりかねません。
当然一睡もできないよりは良いでしょうが、この辺りはバランスを意識する必要があります。
眠るための飲酒はクセになるというか、毎日飲むことにつながりやすい傾向もあります。
さらに、だんだん酒量が多くないと眠れなくなることも少なくありません。
このため、基本的には眠るためのお酒は避ける方が賢明ではあると言えます。