中年栄養士の悩み

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中年サラリーマン

中年栄養士の胸の内

僕も社会人になって20余年

すっかり職場でもおじさんの立場になってしまいました。

自分では20歳の頃と大して変わらない気分でいますが、実際の20代から見るとなんともやりづらい部分もあるんだろうな、などと考えてしまうお年頃です。

そんな中年栄養士の独り言を書いていきます。

 

立ち振る舞いの難しさ

まず、職場でどのように立ち振る舞うのかに悩まされます。

 

特に最近異動があったので、若い人達から親しみやすい方がコミュニケーションがはかどるかと思って、とにかく優しい感じに振舞っているのですが、やり過ぎると不気味なおじさんになってしまうのではないかとか、常に余計な思考がついて回ります。

最も避けるべきなのは若い人に対して年上であることを前面に押し出して偉そうにする事だというのは分かるのですが、あまり下手に出てるのも違和感がある・・・

塩梅が非常に難しいですね。

 

本当はブラックなジョークを連発したいのですが、関係性ができていない相手だとそういうのも通じないですし、素の自分を出して仕事をするというのは現実味がないですね、できたとしても遠い未来の話になりそうです。

 

厨房とのやり取りはスムーズ

こちらは逆に若い頃の方が大変だったという記憶があります、

お互いの立場がはっきりしている場合には経験などを重ねている方がやり取りがスムーズです。

若くても上手にやる人ももちろんいますけど。

 

最も怖いのは・・

そして最も恐れるべきは、一定の年齢になると注意してくれる相手が減っていくことです。

若い頃は注意されたり怒られたり、間違った場合などに軌道修正を回りがしてくれる機会が多くあります。

 

ところがある程度年齢や経験を重ねると、周囲が言いにくくなることから、間違っていても注意してくれないなんてことがでてきます。

自分で自分のミスに気が付くか、間違った方へ進んだ際などに何歳になってもきちんと注意してくれる仲間を作っておくことが非常に大切になります。

 

権力所の回りにイエスマンばかりになってしまうと問題になるのと同じ感じです。

 

怒られないとなるとストレスなく仕事できますが、それを「上手くいっているから」と誤解してしまわないように、自分の行動を常に振り返らないといけなくなります。

でも、僕も自覚がありますが、人間誰しも自分には甘くなってしまうものです。

常に疑心暗鬼くらいがちょうど良いのかもしれません。

 

平等に振舞う難しさ

あとは経験がある程度になると、嫌でも職場内で存在感が出てきてしまいます。

そのため、特定の誰かとばかり話したり仲良くしたりすると、あらぬ誤解を招いてしまい、人間関係がギクシャクすることもあるので要注意です。

 

厨房の職員については話す機会が他の職種よりも多いのは当たり前のことなので、気にしないのですが、他職種と話す時は案外気を使います。

派閥とまでは言いませんが、誰かの味方だのなんだのという考え方は今も昔も良くある話です。

関係性の悪い集団が2つあれば、それぞれと中立でいるべきだといのが個人的な感覚です。(どちらかが明らかに間違っている場合など除く)

 

特に僕のような専門職がとある職員の言う事ばかり聞いてしまうと、他の人が意見を言いにくくなったり、敵対行動に出てきてしまうこともあります。

こういった状況は自分が仕事しにくくなるだけではなくて、提供するサービスの低下にも繋がってしまうので、こちらも避けたいところです。

八方美人くらいが良いのかもしれませんが、それはそれで注意が必要です。

 

上司としての姿

僕が今まで見て来た様々な上司のなかで、周囲から評価されないのは

  • パワハラ上司
  • 人は良いけど・・・という上司

この2パターンです。

 

パワハラ上司はそのままなので置いておくとして

人は良いけど・・・というパターン

これには色々なものがあります。

 

自分で判断できない

人の好さが優柔不断さという形で表れている人はこれが多いです。

決断するために上司はいるので、これだと部下に当る人達が困ってしまいます。

悪い場合には「あの人に相談しても仕方ない」と割り切られてしまったりします。

 

誰にでも良い顔をしようと無理をする

2つの異なる意見に対し、どちらにも良い顔をしようとすれば無理が出るのは当然のことです。

これが行き過ぎてしまうとどこかで嘘をつくしかなくなってしまうので、一見人の好い人から嘘をつかれた日には信用はストップ安になるので、一気に信用できない人にランクダウンしてしまいます。

 

嘘をつく

上記の延長ですが

良かれと思ってでも基本的に嘘はつかない方が良いです。

どこかで嘘をつくとどこかに矛盾が生まれます。

矛盾のある話は相手の信用を下げます。

 

僕だって話してる相手の内容が支離滅裂だったら信用なんてするはずもありません。

嘘をつく場合には社交辞令の内容くらいに収めたいところです。

 

ちなみに仕事の内容上、どうしても機密にする部分がある時は嘘というか隠す必要が出てきますが、そういった場合には嘘や隠す部分は必ず1つに押さえるのがポイントです。

どうしても隠したいところ以外は本当のことを伝える

嘘は重なると無理が出てきますから、最低限に抑え込むのが大切です。

 

若い人との関係

若い職員を連れて飲みに行くなどは昔よくある話でしたが

現代ではお酒を飲まない人も増えていますし、仕事時間外に職場の人と会うのも嫌かな?と邪推してしまったり、なかなかに難しいです。

 

僕にとって幸いなのではフットサルが趣味なことがかなり知られているので。

「一緒に蹴りませんか?」と声をかけてくれる人がいることです。

すでに書いてきた通り平等な関係も大切なので、一緒に行ったことを吹聴しないようには伝えますが、こういった仕事外の時間だからこそ相談できることもあったりするので、こういった関係もあるとありがたいです。

でも、そういう仲間だからと言って特別な待遇はしませんが(笑)

 

ビジネスライクな付き合いで十分

ここまで中年栄養士の人間関係の悩みを書いてきましたが

若い職員はドライな人も増えているように感じます。

だからこそ、無理矢理昔ながらの人付き合いを押し付けるよりかは

仕事仲間で、仕事の話以外は特にしないという割り切った関係でも良いのだと思います。

 

結局、僕の若い頃だって、仲良くなるのは同年代が圧倒的に多かったので、中年になったぼくがでしゃばる必要はないのかもしれません。

おじさんはおじさんらしく、同年代と健康診断の結果や血圧の話をして盛り上がるのが良いのかもしれません。

 

まとめ

ここまで書いて気が付いたことがあります。

それは、おじさんになったけど若い人たちとわいわいやりたいという自己欲求をどう見た満たそうかを懸命に考えている自分の心の内を延々と書いているだけという恥ずかしい事実・・・

自分の気持ちだけは若いからこういった良く分からないことを考えてしまうんですよね。

老いを受け入れる勇気がないだけかもしれません。

そんな自分とも上手く折り合いを付けてやっていきたいと思います。