貧困層では運動の習慣化も困難
裕福な人よりもお金のない人の方が肥満になりやすいことが分かっています。
その理由として、
安価なファストフードや牛丼チェーンなどがボリューミーで高カロリーであり
健康的な食品を扱っているお店は高価である
ということが言われていました。
最近ではこれに加えて
運動を行う・習慣化するにもお金が必要な時代になってきた
というものが加わりそうです。
実際運動を行おうとした場合
どこで行うのか?
という場所の確保がそもそも難しくなってきています。
昔は公園などがもう少し使い易かったと記憶していますが、最近は遊具は減り、遊び方や使い方も制限されていますし、地域にとっては安全性という点についても確保されないということもあります。
そのため、一番無難に運動を習慣化させる方法は習い事としてお金を払うことであり、そうでない場合も上記の理由から場所の確保にはお金を払う必要があります。
そうなるとお金に余裕のない層は運動をするのも一苦労となります。
家で運動を黙々とするというのも一つの手ですが、生活環境で運動を継続していくというのはなかなかにストイックでないと難しい点があります。
実際に僕もフットサルを行う際にお金を払っています。
幸運にも公共施設を借りる事ができているので格安ですが、やはり無料というわけにはいきませんし、
無料で場所を探すとなると、現代ではボールを蹴っても良いところがそもそもなく(それどころかキャッチボールできる場所も少ない)、試合をしようとすると人が集まっても問題ない場所とさらに条件が厳しくなります。
将来的にも運動はお金がかかりそう
技術の進歩によって
VRでの運動あるいはVRゲームを行う際に体を動かすということも出てきています。
そうなると仮想空間で運動できるので場所の問題は解決されます。
でも、こういった技術を用いた道具はやはりお安くはないです。
場所代が道具代に変わる・・・
怪我のリスクなどなど考えると、VRには可能性が無限にありますが。
やはり、お金あっての・・・という部分は簡単には覆りません。
事実、ゲームで運動ができるということで話題になったリングフィットも
ゲームそのものと、遊ぶためのハードを揃えると4万円程度はかかります。
飽きてしまったり、肌に合わずに続けられなかった場合を考えると安いとは言い切れないお値段です。
お金と健康
お金に余裕のある層は
- 健康的な食品を食べる
- 運動を行う環境を整えやすい
裏を返すと、お金に余裕がなければ、そういった条件を満たしにくいとも言い換える事ができます。