三色食品群を使用して食事のバランスは説明が簡単

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3色食品群

食事バランスの話は3色食品群が手軽

「食事のバランスについて簡単に説明して欲しい」

この手の依頼は栄養士に向けて出されるものとして多いのではないでしょうか?

僕は2年に1度くらいは頼まれています。

そんな場面で僕が持ち出すのは3色食品群の表です。

 

3色食品群は以下の3種類が表に可視化されたものです。

  • 黄色 体を動かすエネルギーになる(ごはん・パン・麺・芋類など) 
  • 赤色 血液や筋肉など体を作る(肉・魚・卵・乳製品・豆製品など)
  • 緑色 体の調子を整える(野菜・果物など)

他にも様々な表などありますが、僕はこれがシンプルなので導入に良いと思っています。

  

最初の一歩から複雑だったり覚えることがたくさんあり過ぎると人は拒否反応を示すので、まずはとにかく簡単さにこだわります。

これが栄養や健康に興味が強い相手などならもっと細かく分類されているものを使用しても良いでしょうけど、そういった人は自力で色々情報を集められるので、多くの場合は簡単なものが好まれるように思います。

 

3色食品群が分かりやすい理由

3色食品群はまず最初に3つという分類の少なさが手軽です。

そしてそこから話の展開を拡げることも可能で、相手の様子を見ながらその後の話の展開を変えることも簡単です。

 

僕の場合

黄色は主に主食と言われる ごはん・パン・麺を中心にしたものですね

赤色は主菜と言われるメイン料理ですね

緑色は副菜や付け合わせに多く、果物はデザートとしても扱われます。

と、イメージしやすい形にして

もっといけそうなら

黄色はエネルギーで赤色はたんぱく質と脂質、緑はビタミンやミネラルを含むものが多く配置されます、などのように広げていきます。

 

説明を付け加えすぎない

実際にこういった件の説明を行っていると、もっとこの情報も話した方が分かりやすいかな? こっちもいるかな? 

と、どんどん話が長くなっていく傾向があります。

 

こういった詰め込み方式は相手がかなり意欲的に話を聞きに来ていれば良いのですが、そうでない場合には「なんだか良く分からない話」になってしまい、興味を失う原因になったりするので注意が必要です。

 

例え話も織り交ぜる

話が専門的になり過ぎることを予防するために例え話なども織り交ぜます。

3色だと車に例えるのがあるあるです。

 

黄色はエネルギー源です。

車で言うとガソリンになります。

ガソリンが切れると車が動かなくなってしまいます。

最近は糖質制限などで、黄色のものを減らしましょうという話がたくさん出ていますが、減らし過ぎも良くないことが分かります。

 

赤色は体の材料になるものです

人間では血液や筋肉の素に、髪の毛や爪の材料にもなるので、美容面でも重要です。

これを車に例えると車体やエンジンの部品となります。

走るためのガソリンがいくらあってもそれを使う部分がなければそもそも動く事ができません。

人間も筋肉がなければ立つことも歩くこともできなくなります。

肌や爪もボロボロになってしまいます。

 

緑色は体の調子を整えてくれる働きがあるものです。

主にビタミンやミネラルを含む食材です、

車でいうとエンジンオイルなどのようなものです。

車の性能をしっかりと引き出したり、車の寿命を縮めないために、こういった見えにくいものもしっかりとしておくことが大事です。

人間もビタミンやミネラルが多少不足しても体感的にすぐ分かることはありませんが、あまりにも欠乏状態が酷くなるとなんらかの不調、トラブルが起こります。

 

こういった例え話は有効なのですが、最近は車の作りなど分からない人も多いですし、若い世代だとそもそも知らないので、何か新しい良い例えがないかは日々模索中です。

 

まとめ

一番肝心なことを書き忘れてしまったのですが

最も伝えるべきことは

3色とも揃った食事をしましょうということ

 

昼食がラーメンだと赤と緑が少ない、だから何かで補おう

最近緑の食材をあまり食べていないな

そんな振り返りの機会にこういった栄養士の話がなれば良いと思っています。

 

ネットなどの健康情報には偏ったものが多く

  • あれが身体に良いからたくさん摂取すべきだ
  • あれは身体に良くないから食べない方が良い

そんな極端なものが多く見られます。

 

これは目を引く情報でないと注目が集められないので、あえて極端な物言いをするわけなんですが

こと栄養に関しては0か100かで語ることは危険だと考えています。

 

有効だと言われていた食べ物に欠点が発見されることもあり得ますし

身体に有益でないと思われていたものが、のちに有益だと分かったり 

まだまだ色々なものが研究途中です。

 

バランス良く摂取する、手広く色々な食品から摂取するということは、こういった点からもリスク回避の有効な方法です。

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