感染症や外交問題から食糧危機は案外すぐ来るかも

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小麦

食糧危機は遠い将来の話ではないかも

僕は題名ほどの大きい視点で普段から何か考えているわけではないしがない栄養士なんですが、各業者とやりとりをしている中で、色々と考えさせられるタイミングがあったりします。

特に最近ではコロナとロシア関連の諸々で、普段は何の苦労もなく手に入っていた食材が急に欠品になるなど、気を抜けない状態も続いています。

 

なぜ色々なものがなくなっていくのか

まず、コロナでは色々な国で様々な仕事がストップしました。

それらに関わる人がコロナ陽性になってしまうことで加工する工場が止まったり、収穫自体出来なくなってしまったり。

更には人でが足りないことで、それらを運搬することもできなくなったという件もあり、一定の商品が市場から消えた、ということがありました。

 

一般家庭では、いきなり「欲しいものが手に入らない」という状態にはなっていませんが、様々な商品が値上げされて行っているのは実感としてあるのではないでしょうか。

 

次にロシアのウクライナ侵攻によってロシアからの輸入がなくなりました。

経済制裁による影響です。

今回気が付かされたのは、案外ロシアから様々な食品が輸入されていたということ。

とある回転寿司チェーン店ではえんがわがメニューから消えたという話題もトレンドに上がっていました。

案外どんな国から何を輸入しているのかは知らないものだと実感する機会となりました。

 

まだまだ混乱は続く

今、僕の頭を悩ませている問題はこれら直接的な部分も当然ありますが、欠品した食材の代わりに頼んだものも欠品していく現状です。

本来欲しかったものが無ければ代わりのものを探すのは当然で、そうなるとみんなが同じようなものに目を付け、またその商品が品薄になる・・

 

  • Aという食材が入らなくなったので代わりにみんながBを買う
  • Bが品薄になることで、今度は更にその代わりになるCをみんなが買う

 

元々の供給量が少なかった食材が急に需要が高まったからといって対応できるものでもありません。

こういった構図で色々なものにしわ寄せがくるというのが今回の学びという感じです。

 

食糧危機は近いかも

将来的に人類は食糧危機を迎えるだろうと言われています。

これは世界人口の増加、農家などの減少、気候変動といった原因によるだろうと。

しかし、こういった未知の疾病や戦争・紛争によっていとも簡単に何かが足りなくなるという将来的どころか、明日には突然起こるかもしれないリスクがあることが分かりました。

 

対策としては食糧を輸入に頼らず自給率を増やすなどがあるのでしょうが、急に増やせるものでもありません。

一般的にも困る問題ですが、給食や飲食の業界では難しい日々がまだまだ続きそうです。

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