ビール腹はビールのせいではない
ビール腹(ビールぱっら)という言葉があります。
これはビールによって主に中年男性の下っ腹当たりがぽこんと出てくる状態を指す表現として使われてきました。
しかし、実際の原因としてそれらをすべてビールのせいだというのは難しいので、今回はその部分について書いていきます。
ビールのカロリー
ビールのカロリーはメーカーなどによる違いがありますが。
成分表などでは100g当たり43㎉程度とされています。
350ml缶で150㎉程度
500ml缶で215㎉程度
コーラなら100g当たり45㎉なので、ほぼコーラと同程度のカロリーと言えます。
コーラは太っている人が好きな飲み物の代名詞なので
「コーラと同じなら太る飲み物じゃないか!」
という声も聞こえてきそうですが
コーラは他の清涼飲料水と比べて特にカロリーが多いというわけでもないですし、果物系のジュースやカフェオレなどの乳製品を含んだ飲料よりもカロリーだけなら少ない場合がほとんどです。
なぜビールで太ると言われるのか
では、どうしてビールやコーラは太ることと直結して考えられるのでしょうか?
これはビールを単独で飲むのか?
コーラを単独で飲むのか?
という視点で考えると分かりやすいと思います。
ビールならおつまみ
コーラならお菓子
そしてどちらも塩分の効いたものとの組み合わせでよりおいしく、満足度も高まります。
その結果として、食べるもののカロリーも摂取してしまう
更に塩が効いていれば喉が渇くのでビールやコーラが更に美味しく感じて飲んでしまう(以下リピート)
その結果として、一日にグラス一杯のビールやコーラならそこまで過剰なカロリー摂取にならないところが
食べ物のカロリーも加わり、それによって飲む量自体も増えるという積み重ねが起こってしまいます。
そのため、単独でのカロリー摂取ではなく、ビールと何を合わせるのか?
グラス1杯で抑えることができるのか?
こういった点こそが、ビール腹の原因につながります。
解決法
ビールのおつまみを検討する
- 塩分が少ないもの
- 低カロリーのもの
- そもそも食べない
こういった点が重要になります。
現に僕の父親は大酒飲みでビールも大量に飲んでいますが、食は細く、体も細いままです。
いきなり何も食べないのは難しいので、少しずつ質や量について考えていけると良いと思います。