人生初労災の話

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野菜を切る

生まれて初めての労災

仕事でケガをして労災として扱われました。

人生初労災です・・・

ここまで20年以上仕事でケガをすることはあれど、周りに迷惑をかけてこなかっただけに、なんというか少し悔しいと思ったりしています。

今回は自分を戒めるために事故までの経緯と、通院する時の様子など書いていこうと思います。

 

ケガの様子

どんなケガをしたのかというと、スライサーで右手薬指の指先を何ミリか削ぎ落したというものです。

厨房では基本スライサーは使用していないので、実際には施設で行われるイベントの手伝いをしている時のケガになるのですが、このスライサーが100均で買ってきたといういわくつきのもので、全然切れない・・・

スライサーを使うのに力がいるというよく分からない状況になってしまったので僕がスライサーを使う仕事を引き受けることになりました。

そして、スライサーを使用している時に多職種の職員から話しかけられて、手元から目を離したが最後、ケガに至ってしまいました。

 

手を切った瞬間は「何かおかしい」と感じて手元を見て、痛みよりも手から出血があり、それがもうすぐ滴りそうだと気が付いた瞬間には裏の手洗い場まで走ってました。

血液は汚染源ですし、みんなに見えると色々大変になるので、人知れず傷を洗い、傷口を圧迫したりして止血に努めていました。

 

しかし、指先をそいだので、要は皮膚というカバーのない状態、血が止まるはずもなく、泣く泣く管理職に報告、労災になるのですぐに病院に行って治療を受けるようにと言われました。

指先は床に落ちたので異物混入にはならなかったので一安心も、その後探す余裕もなかったのでそのまま通院という流れになりました。

病院に行くまではガーゼや絆創膏で傷口をぐるぐる巻きにして、それでも血がにじむので、そこはエンボスの手袋などをして行きました(自転車で!)

 

今から振り返ると、当日はなんとなく注意力が散漫で、給食調理中も小さなミスとは言えないまでも効率悪い動きをしていたと自覚していたのに、ケガをしたタイミングではすっかり気が抜けていたと思います。

やはり人間ダメな日というのはあるので、そういった日をいかに無難に過ごすかは大事だと思います。

調子の良い日は何も気にしなくても良いんですけどね。

 

病院にて

やはり病院はすごいですね。

傷を縫うには切れた指先がないと難しいから今回は血のりを作って止血すると説明しながら処置してくれました。

傷口を何種類かの消毒薬に念入りに消毒し(傷口をふさいでも中にばい菌などあるとまずいのだそう)、ガーゼで傷口ギュッと覆い、布をかぶせて10分圧迫

これだけでしっかり血が止まりました。

恐らくコツはガーゼの乗せ方にあると思いますが、これは真似が難しいところなのかもしれません。

 

明日また血がしっかり止まっているかを含め傷口の確認、消毒をするから来るように言われて当日は包帯でぐるぐる巻きになった極太の指で帰りました。

家では家族がドン引きしましたが、大げさとも言える包帯の巻き具合のおかげでだいぶ優しく扱われました。 

 

病院では医師と看護師の方がこちらに気を使ってくれているのかやけに明るいのに救われました。

医「これ痛いよね~」

看「痛いに決まっているじゃないですか(はよ処置しろ的な感じ)

医「今から止血するから待合室で自分でも10分ほど抑えててね、血がドバドバでたら『助けて~』って呼んで」

こんな感じで温かく対処してもらえたのは嬉しく感じました。

 

治療後の支払いで

労災扱いだと書類が完成するまで1万円預かり金として病院に渡しておく必要があるということを初めて知りました。

ただ、うちの事務員さんはベテランなので僕に2万円持たせてくれていたので、全く問題なく支払えました。

最初は深めに切ったとはいえ2万円!?

と内心思っていたのですが、素直に受け取っておいて良かった。

 

次に薬局へ

  • 痛み止め
  • 抗生物質
  • 胃腸薬

ケガをした時によく出る3種類をもらって帰宅。

こちらもきちんとした労災の書類ができるまでは自己負担で割り増し料金

書類を持ってくれば、後で戻る分は戻ってくると説明してくれました。

 

今後の見通し

これを書いている今はケガをして2日経過した段階です。

病院からはすでに何かを禁止するということはないと言われました。

傷も次は1種間ほどしたら見せに来てくれれば大丈夫だそう。

 

ただ

包帯や絆創膏などが濡れたら新しいものに変える事

傷口をふさいでいるガーゼは傷がふさがれば勝手に取れるのでそれまでは取らない事

この2点には注意ということでした。

 

正直、手を切ったことは若い頃から何回もありますし、切ると長引く印象でした。

日常生活にも支障が出ますし。

 

でも、病院に行くと2日経っただけでほとんど制限のない生活ができるというの今回の学びと言えそうです。

これで週末のフットサルには間に合うし、ゲームもできる(やめとけという身内の声も聞こえる気がしますが)

 

仕事も手袋を二重にしたりすることでほぼ支障なく行う事ができています。

一点不便なのは、傷口のあるところをぶつけたり、皮が動くようなことをすると涙が出るくらい痛いことです。

これは仕方がない。

 

労災で一番面倒なのは職場の事故報告書と労災関連の書類作成ですね。

特に指をケガしているので今もキーボードが叩きにくい。

少し面倒なくらいが戒めとしては良いのかもしれませんが。

一番ありがたいのは通院費用などを会社が負担してくれること。

特に今回は自分の集中力の欠如も原因としてあるので・・

 

とりあえず、そんな中でもケガをしたからとネガティブな感情を引きずらないでいられるようになっただけでも病院と先生には感謝ですね。

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