アスリートは長時間寝るとパフォーマンスが上がる
アメリカのスタンフォード大学には
スタンフォード睡眠研究所などと言われるものがあり、実際に睡眠についての研究が行われています。
特に有名なものに大学バスケットボールチームの選手に1日10時間眠るように指示を出したというもので
実際に睡眠時間は10時間までいかない選手もいたものの基本的には睡眠時間は大幅に長くなり、結果的にダッシュ、フリースロー、3ポイントシュートなどに改善が見られたというものです。
これは有名なだけでなく、似たような内容の研究がいくつか行われていて、睡眠時間が長くなるとパフォーマンスは上がり、40日後に最大になる。
ただし、10時間睡眠をやめて以前の生活習慣に戻すとパフォーマンスも落ちて最初の状態に戻ってしまうという結果が出ています。(検索するとたくさんヒットするので興味のある方が試してみてください)
レブロンジェームス選手などはどんな日課よりも10時間睡眠を優先しているそうです。
他のスポーツでもこういった睡眠とパフォーマンスの関連性については注目されています。
サッカー界での睡眠事情
僕はサッカーをしている人間なので、サッカーの話題になりますが。
世界トップクラスで長らく活躍している選手は概ね睡眠を大事にしているという発言をしています。
動画などで発言を確認しただけでも
- クリスティアーノ・ロナウド
- ジャンルイジ・ブッフォン
- リオネル・メッシ
この辺りの長期に渡って世界の第一線で活躍する選手は睡眠の重要性を訴えています。
睡眠は単純にパフォーマンスに関わるだけでなく、疲労の回復、ケガからの回復などにも効果があり、週に2~3試合こなすこともある選手からするとその重要性は身を持って体験しているという感じがします。
眠ることも才能の内
睡眠は大事ですが、大事な試合の前などは緊張で眠れないこともしばしばあるものです。
さらに10時間眠った方が良いと分かっていても、眠ることができなかったりします。
ベッドや布団の上でゴロゴロしているだけでも良いと言われても、それが難しかったり苦痛になることもあります。
そう考えるとコンスタントに長時間眠ることができるということはそれ自体が才能の一つと考えることもできます。
もちろん例外もあり
どんなことにも例外があります。
そして、試合前には長時間寝ない方が調子が良いと感じる人がいるなら、それを無理に変えるのが良いかというとそうとは言い切れないものです。
特にスポーツではメンタルが重要になります。
自分が「こうだ!」と言い切れるものであればその通りにした方が良いということも少なくありません。
個人的には睡眠時間については長い方も短い(通常)方もどちらも一定期間試してみて、自分にどちらが合っているのかなどを実際に感じとってみることが一番良いのではないかと思います。